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胎内市チューリップフェスティバル2023に行ってきた

2023年05月12日

お出掛け
20
イベント 8歳1ヶ月

チューリップの切り花出荷量「日本一」を誇る新潟県。もちろん県の花もチューリップです。

そんなチューリップ県において毎年4月中旬から後半にかけて行われるのが、球根栽培を目的として咲かせた花をたのしむことができる「チューリップフェスティバル」です。

例年ならばGW前半のおたのしみになるのですが、今年ばかりは花が早かったためにGWを待たず、胎内市の長池憩いの森公園で開催されていたイベントにお邪魔してきました。

チューリップと菜の花の競演が見どころの胎内市チューリップフェスティバル

新潟県の花がチューリップならば、イベントが開催されていた胎内市の花もまたチューリップ。胎内市では昭和30年代後半頃から砂丘地を利用したチューリップ栽培が盛んに行われており、チューリップ球根生産「日本一」の新潟県に大きく貢献している地域です。

長池憩いの森公園を舞台に毎年開かれる「胎内市チューリップフェスティバル」の期間中には、4haの畑の半分に80万本ものチューリップと、残りの半分には菜の花が咲き、一面に広がる春を代表する花の絨毯をたのしむことができます。

胎内市チューリップフェスティバル2023全景

2023年度は4月22日(土)からの開催予定でしたが、4月上旬に気温の上がった日が続いて開花が進んだこともあり、当初の予定よりも若干繰り上げて4月19日(水)にプレオープンを迎えました。

その後は4月22日(土)にオープニングイベント、4月29日(土)に恒例のチューリップウェディング、昨年も人気だった人力車運行、イベント最終日の5月4日(木・祝)には一気に刈り取る様子が見学できるチューリップ刈り取りなどが行われたほか、長池農産物直売所 リップル前から会場入口にかけて市内の飲食店や菓子店などが出店する販売ブースも設置され、感染禍前のようなスタイルが戻っていました。

4月22日(土)~5月4日(木)には高所作業車乗車体験によって普段とは違う表情の花畑が眺められたり、4月28日(金)~5月3日(水)にはチューリップイルミネーションでライトアップされたチューリップがたのしめるなど、今回が初の試みとなる催しも幾つか盛り込まれた2023年度の開催です。

胎内市チューリップフェスティバル協賛金箱

協力金も昨年より100円増の1人300円になっていましたが、会場内の整備に使われるということなので、これも致し方ないですね。

同伴ペットは無料なのですが、何となくドーン太の分として100円寄付し、私たちも手指の消毒をして行ってきます。

60種類80万本が咲くチューリップ畑

胎内市チューリップフェスティバル会場入口に立つドーン太

4haの広さを持つ園内は連作障害を避けるため、毎年チューリップと菜の花の花壇が交互に配置されます。今年は入口側の2haにチューリップ、奥側の2haが菜の花の迷路になっていました。

ピンクのチューリップに囲まれるドーン太

まずは手前側の畑に咲く、およそ60種類80万本のチューリップから。

オレンジ色の中に1本だけ咲いていた黄色いチューリップ
ピンクのチューリップに囲まれてアクビをするドーン太
白とグリーンのチューリップに囲まれるドーン太
黒いチューリップとドーン太
ピンクのチューリップ

品種展示圃場

品種保存しているチューリップの展示圃場

こちらにあるチューリップの数々は、胎内市の生産者さんの力を借りてチューリップの品種保存・交配をしておられる芳垣さんの品種展示圃場です。

1,200品種というコレクションの中から2023年度は420種が展示されました。

赤い糸
ピンクダイヤモンドエボリューション
ハネムーン
ハワイ
コロンブス
イエローマルガリータ
なごり雪
ラベルエポック
春の火祭り
ドットコム
チューリップ畑の手入れをする芳垣航輔さん

品種展示圃場内では丁度、芳垣さんがご自身の花壇の手入れをされている最中でした。

品種保存展示圃場に立つドーン太

チューリップの神様に会えた気分だ

掘取り体験コーナー

チューリップの掘取り体験コーナー

会場内に咲くチューリップの殆どは、生産農家さんが栽培する出荷用の品ですので、傷つけたり抜いたりすることが禁止されています。しかし、この掘取り体験コーナーだけは別。

数ある品種の中から自分好みの花が咲く球根を選び、有料で持ち帰ることができるのです。

掘り取り体験中の女の子

こちらのお嬢さんはポピュラーな黄色いチューリップを丁寧に掘っている最中。

掘り取り終わった女性の戦利品

こちらの女性はずっしりと重い戦利品を持って会計に向かうところでした。

花文字花壇

赤いチューリップに埋もれるドーン太

今年も埋もれてみた

花文字花壇に立つドーン太

こちらは毎年人気の撮影ポイント「花文字花壇」です。

2023年度の花文字花壇全景

今年は赤と黄色の花を使ったチューリップと、「2023」の数字がデザインされていました。

高台から見たチューリップ花壇の様子

菜の花畑の花文字迷路

高台から見た菜の花迷路

こちらは会場奥側2haの畑に設けられた菜の花畑の様子です。ご覧のように巨大な花文字迷路になっていて、チューリップフェスティバルのもう一つの目玉となっているものです。

菜の花畑の花文字迷路の取り組みは2009年(平成21年)から行われており、2020年(令和2年)にコロナ禍でお休みした1年を除き、これまでに13作品を生み出しています。

叶えよう世界の平和の看板とドーン太

14回目の花文字迷路は「叶えよう世界の平和」。
パネルの右脇が迷路入口なので、今年も頼り無い案内役と一緒に挑戦してみようと思います。

チューリップフェスティバル2023菜の花畑 菜の花とドーン太

迷路の中に入ると一気に、菜の花特有の香に包まれます。
今年は草丈も花も十分にあり、花文字迷路には最適な状態に仕上がっていたと思います。

例年と違ったのは、文字周辺に柵のようなものがあったこと。
これには小さな電球が付けられており、菜の花の花文字迷路も夜になるとライトアップが行われるということですね。

花文字迷路にいるドーン太

今、「和」の「口」の辺りにいるよ

今年の花文字は、入口から「和平の界世叶えよう」の文字順で通過するように作られていました。

風にそよぐ菜の花
平の字の突き当りに立つドーン太
よの字の辺りで記念撮影するドーン太
一面の菜の花畑
菜の花迷路出口とドーン太

決してドーン太にではなく(笑)人の流れについていったら、12~13分迷路の中を散歩したところですんなりと出口に出てきました。

あとで知るとこの花文字迷路、毎年同じ農家さんが文字部分をトラクターで刈り取って作られているとのこと。
菜の花の生育はその年の環境で違いが出るものの、毎年見事な文字の出来栄えは空中写真で見ても、さすが職人技だと関心するばかりです。

初の試み高所作業車乗車体験

ゆっくりと上昇していく高所作業車乗車 高所作業車乗車体験の様子

期間限定のチューリップイルミネーション(夜間ライトアップ)と共に、今年初の試みだった高所作業車乗車体験。乗車は有料になりますが、お子さんを連れたご家族の利用も多く、順番待ちの列が絶えない状態でした。

作業車のアームが伸びたら、地上10数mといったところでしょうか。高所から眺める大パノラマは、会場内の高台から見る景色とも違った爽快感もあって格別でしょうね。

おしまいに

胎内市チューリップフェスティバルの上空

まだ対策は必要であっても、ほぼほぼ感染禍前のスタイルで開催された2023年度のチューリップフェスティバル。本来開催初日にあたるはずの日の訪問でしたが、チューリップも菜の花も満開の中で穏やかな春の1日をたのしむことができました。

定番品種から変り種まで様々にたのしませてもらった園内のチューリップたち。次は球根となって誰かの手に渡り、再び綺麗な花を咲かせてくれることでしょう。

次の春もチューリップ球根生産「日本一」の胎内市で、素敵なチューリップに出会えますことを願って。

赤いチューリップとドーン太

Saturday, April 22, 2023|ドーン太 生後2,980日

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そふぃあ
Posted by そふぃあ
ご訪問ありがとうございます。管理人の体験談を心のままに綴ったブログです。
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※撮影した写真の著作権は放棄しておりません。画像のお持ち帰りは固くお断りいたします。

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コメント(20)

There are no comments yet.

よつば  

2023/05/12 (Fri) 14:03

すごーい!お見事❣

そふぃあさ~ん こんにちは~(^▽^)/

流石!チューリップ県のフェスティバル🌷スケールが違いますね
お天気も良くて空もすごーくキレイ❤芸術的な雲ある空、大好きです♡
色とりどり種類もいっぱいの🌷と記念撮影してるドーン太くんも楽しそう❤
菜の花の花文字迷路も大迫力ですね~♪
画面から菜の花の香りが漂ってくるような気がするくらい素敵♡

オグリン♪  

2023/05/12 (Fri) 14:14

お~、素晴らしい。

最後に行ったのは十年程前でしょうか。
近くなのになかなかご縁がありません(笑)。
駐車場がちょっとなぁ、デス。

サスガ綺麗に撮っていらっしゃる。
会場のイメージがヨク分かります。
行った気になれます(笑)。

菜の花迷路も懐かしい。

確かアドバルーンを上げていたこともあったような?

ありがとうございました。

マクノスケ  

2023/05/12 (Fri) 18:29

素敵ですねえ。

いや~素敵ですねえ。
やはり富山はチューリップ王国ですね!
これだけの量があると本当に撮り甲斐がありますね。
ドーン太くんの吹き出しのセリフが合っていてとても楽しく読みました。
自分で掘ってお会計は楽しそうです。
写真の方の戦利品!!凄いなあ。チューリップ愛が溢れてますね。
高所作業車乗車…高いところが苦手な私でも乗ってみたくなりました。

NOB  

2023/05/12 (Fri) 20:32

チューリップと言ったらお隣の富山県かと思ってましたが新潟県もチューリップ球根生産「日本一」だったんですね!(;^_^A

この様な情報を知る事の出来るブログに復活しましたよ!(笑)

今年は規制のないGWでしたから人出も多かったでしょうね!

さえき奎(けい)  

2023/05/12 (Fri) 23:25

No title

壮観ですね。
金沢勤務だった若い頃には、よく隣県の砺波のチューリップフェアに出かけて行ったものです。

>例年ならばGW前半のおたのしみになるのですが、今年ばかりは花が早かったためにGWを待たず、胎内市の長池憩いの森公園で開催されていたイベントにお邪魔してきました。

チューリップも早かったんですか。
桜もそうですが、我が家周辺の野草も平年よりかなり早く咲いています。
ちょっと気になりますね・・・。

最後の飛行機雲のカット、端の方から巻積雲の波状雲を派生している姿が大変魅力的です。
などと、ソラ屋的なコメントで締め括ってみました(笑)。

徳川たぬこ  

2023/05/13 (Sat) 19:48

既視感😆˖✧

なにやら見慣れた画像が、、と思ったら
いつもトップ画で拝見する🌷チューリップに埋もれたドーン太くんでした😆
(🌷3枚?のうちチューリップになる率が高いわたくしですよ)
チューリップも綺麗で、チューリップに囲まれたドーン太くんも❤最高です
作業車の展望台とは、良きアイデアですね💡

MIZ  

2023/05/14 (Sun) 07:37

おはようございます

さすがチューリップ作付(収穫)面積日本一の新潟県ですね。
元気に咲き誇るチューリップが見事です。丼ちゃんも楽しそう^^

れもん  

2023/05/14 (Sun) 08:28

おはようございます。

天気にも恵まれ チューリップたちも気持ちよさそうです。
菜の花畑の迷路も楽しそう。
写真の黒と言うのか深い紫というのか・・・のチューリップが印象に残りました。
新潟は米どころだけではなくチューリップの一大産地でもあるんですね、勉強になりました。

そふぃあ  

2023/05/15 (Mon) 08:44
そふぃあ

To よつばさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

一面に菜の花のチューリップが咲いているので、高台から見ると爽快な気分になれますよ。
自然の中で花と触れ合う時間は、なんとも言えない長閑さと癒やしの時間になりました。

そふぃあ  

2023/05/15 (Mon) 08:48
そふぃあ

To オグリン♪さん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

確かに、最盛期になると周辺道路から渋滞になりますからね。
近年は若干駐車場も広がった気がしますが、それでも駐車するまでが一苦労です。

回を重ねるごとに、イベントも様々考えられて、毎年行って毎年たのしいです。
今年は高所作業車が活躍していましたが、コロナ前はヘリコプターが飛んだ年もありましたよ。
畑の面積だけでなく、イベントもスケール大きいです。

そふぃあ  

2023/05/15 (Mon) 08:52
そふぃあ

To マクノスケさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

これだけのチューリップが、観光用に植えられているのでないというところも凄いと思います。
球根になったあとも、それぞれの場所で綺麗に咲いてくれるって凄いですよね。

高所作業車や人力車、ある年はヘリコプターまで飛んで、イベントの盛り上げ方も様々です。
時期がGWの頃ということもあり、自然豊かな環境で、親子でたのしめるイベントだと思います。

そふぃあ  

2023/05/15 (Mon) 08:56
そふぃあ

To NOBさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

そうなんです。
新潟もチューリップ県なんですよ。
ただ、新潟県民はアピールが下手なので、意外と知らない人も多いのかも知れませんね。

3年ぶりに移動制限の無いGWでしたね。
コロナの時は近場でしか楽しみがなかった人が県外まで出掛けたりするので、返って以前程度の観光客で収まっていた気もしました。

そふぃあ  

2023/05/15 (Mon) 09:01
そふぃあ

To さえき奎さん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

砺波のチューリップは有名ですよね。
同じチューリップ県同士ですので、いつか訪ねてみたいと思っていますが。

今年の春は、軒並み花の開花が早い気がします。
桜が終われば田植えシーズン到来で、農作業の開始も少し早めな気がしますよ。

ポカポカ陽気のなか小一時間も外にいると、印象的な空模様にも出会います。
今年は風になびく雲の様子も撮影してみました。
解説ありがとうございます。

そふぃあ  

2023/05/15 (Mon) 09:04
そふぃあ

To 徳川たぬこさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

おぉ、よくぞ気づいてくださいました!
テンプレートの切り替え画像の1枚は、ドーン太が3歳の時、このチューリップフェスティバルで撮影したものなんです。
当時は笑顔で撮影してくれたものですが、最近は…(汗)

今年は高所作業車が活躍していて、お子さんたちがとてもたのしそうでした。
GWの良い思い出になりますね。

そふぃあ  

2023/05/15 (Mon) 09:07
そふぃあ

To MIZさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

以前、MIZさんが記事にされていたチューリップ関連の施設は規模が大きくて、さすがだと思って拝見していました。
その土地ならではのイベントですが、以前のようなスタイルで開催されて、なんだか嬉しかった今年です。

たくさんの花に囲まれると、みんな自然と笑顔になれますね。

そふぃあ  

2023/05/15 (Mon) 09:09
そふぃあ

To れもんさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

毎年の恒例イベントが、ごく普通に開催されるだけで平和を感じます。
チューリップも満開、菜の花迷路も充実していてたのしかったです。

今回は原種チューリップに出会えませんでしたが、花色も形もいろいろでしょ。
確かに黒いチューリップは、ちょっと変わっていて印象に残りますね。

駐在おやじ  

2023/05/15 (Mon) 09:54

これはすごいですね
チューリップも 遠くから見た写真みて びっくり wwww
どれだけ チューリップ ^^があるんだか 

それに 菜の花 ^^
なるほど 後から字を作るんですね。 字を作るように植えるのかと思ったんですが
後から刈った方がきれいにできるでしょうね~~~~

なるほどです

  駐在おやじ

そふぃあ  

2023/05/15 (Mon) 14:37
そふぃあ

To 駐在おやじさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

球根を育てるためのチューリップなので、イベントの最終日に一斉に刈り取ってしまうのもここならではだと思います。

菜の花迷路も農家さんの力あってのもの。
まだ草丈が低いうちに、一気に刈り取って文字にしてしまうみたいです。

うしかい座  

2023/05/15 (Mon) 18:05

こんにちは。

これだけ見事に咲いているのを見ると、戦利品ゲットしたくなるの分かります。
高所作業車は良いアイデアだと思います。
上から見ると、また違った景色になると思います。
ワタシ一度だけ乗せてもらったことがありますけど、怖くて立てませんでした。
高所恐怖症にはちょっと無理でした。(笑)


そふぃあ  

2023/05/16 (Tue) 08:39
そふぃあ

To うしかい座さん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

遊びにいった思い出のチューリップフェスティバルで掘り上げた球根が、翌年自宅の庭で咲いたら…と思うだけでワクワクしますよね。
花をたのしめて、球根販売もできて。
スケールも大きくて良いイベントだと思います。

高い場所から見る試みとして、以前はヘリコプターの試乗も行っていたんですよ。
コロナの問題もあって、今年は高所作業車が活躍していましたが、これもナイスアイデアだと思います。
私も高所は苦手なんですが、こんな風に囲われていると意外と平気です。
過去には小千谷で熱気球に試乗したこともありますよ。