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【第74回十日町雪まつり】3年ぶりの開催で「雪の芸術作品」を巡ってみた(前編)

2023年03月08日

お出掛け
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イベント 伝統 7歳11ヶ月

雪国にいがたを代表する冬のイベント「十日町雪まつり」が2023年2月18日(土)、3年ぶりに開催されたので出掛けてきました。

いまだコロナ禍にあり、例年であれば3日間にわたって行われるイベントも僅か1日に短縮されての開催。それでも各会場に雪像が並び、その周囲に多くの人たちの笑顔が集う様子は、「やっぱりお祭りはいいな!」を実感させるものでした。

2度に渡る中止を経て、市民参加型の「新たな雪まつり」となった74回目の十日町雪まつり。今回も雪像は力作揃いだったので、前編と後編とに記事を分けてご紹介しようと思います。

現代雪まつり発祥の地で開催される「十日町雪まつり」

例年2mを超える積雪となる新潟県十日町市は、「現代雪まつり発祥の地」としても知られます。

その最初は1950年(昭和25年)に遡り、「雪を友とし、雪を楽しむ」という住民の自発的な思いから2月4日と5日の両日、雪像や雪具供養の火の周りで小唄を披露したりスキー駅伝大会などが催されたことにはじまります。

新たなスタイルとなって3年ぶりの開催

近年の十日町雪まつりというと、ギネス世界記録を持つ大規模な雪上ステージで行われる雪上カーニバルや十日町きもの女王コンテストがあまりにも有名でしたが、3年ぶりの開催となる第74回十日町雪まつりではそれらの大型ステージやコンテストは姿を消し、「雪の白に、明日を描く」をコンセプトに原点回帰をはかり、より身近に雪と親しむ住民主体型のイベントへと姿を変えました。

メインエリアを十日町駅、下条駅、越後水沢駅の3駅を拠点に徒歩圏内に移し、市民手作りの「雪の芸術作品」をはじめ、グルメや遊びを堪能できる「まちなかスノーパーク」、LED灯籠でライトアップされる「雪灯の小径」、フィナーレには十日町の夜空を華やかに彩る「虹雪花火」が打ち上げられるなど、子どもも大人も一緒にたのしめるイベントになりました。

開催期日が僅かに1日というのも初めてで、雪像見学も午後3時に解散してしまう団体、ライトアップして午後8時まで見学できる団体と様々でした。

当日の天気は午前中は晴れ間がのぞいて気温も上昇、午後からは次第に小雨混じりになるなど、雪と触れ合うには少々難ありの日でしたが、市内各所に展示された芸術部門13点、特別部門13点、学童部門16点の「雪の芸術作品」を、時間の許す限り見学してきました。

水沢雪まつりひろば

希望へのいざない|十日町市議会議長賞

希望へのいざないとドーン太

【芸術部門No12】制作者:馬っぱんしょ

希望へのいざない作品のアップ
希望へのいざない花のアップ
希望へのいざないの花
希望へのいざないを撮影するふっかちゃんニットキャップの男性

雪像の出来栄えを競う「雪の芸術展」で十日町市議会議長賞を受賞した、馬っぱんしょ制作の「希望へのいざない」。

我が家が十日町雪まつりに通い始めた十数年前から毎年、越後水沢駅前広場には大きな雪像が登場しますが、今回も細かな細工が施された大作を目の当たりにし、一気にイベント気分が盛り上がってきた私でした。肩を並べて撮影していた、ふっかちゃんニット帽の男性も一緒に記念撮影(笑)。

耐える|キリン賞

雪像「耐える」とドーン太

【芸術部門No13】制作者:水沢雪まつり実行委員会

別角度からみた雪像「耐える」

「雪の芸術展」でキリン賞となった、水沢雪まつり実行委員会制作の「耐える」。
別角度から見ても圧が強くてキツそうだぁ!

おいしいよ!!大きなおにぎり

【学童部門No38】制作者:水沢中学校1年生

水沢中学校の1年の生徒さん29名が1日で作りました。

馬場っ子ワールド2023 ~うさぎの仲間たち~

馬場っ子ワールド2023とドーン太

【学童部門No39】制作者:馬場小学校

馬場小学校の児童47名が1日で作りました。

まちなかスノーパーク

水沢雪まつりひろばにあった雪の滑り台 水沢雪まつりひろばにあった雪玉ストラックアウト

こちらの会場では水沢グルメひろばが設けられたり、雪上滑り台や雪上ストラックアウトといった催しが開かれていて、子どもたちの明るい声が響いてたのしそうでした。

つまりひろば

跳戦 ~月~|入選

跳戦とドーン太

【芸術部門No11】制作者:川治内後町内会

跳戦の餅つきウサギ 跳戦のスペースシャトル

「雪の芸術展」で入選された、川治内後町内会制作の「跳戦 ~月~」。
6日掛かりで作った作品は、月のクレーターまでクッキリと再現されていました。

ジブリの世界

ジブリの世界とドーン太

【学童部門No36】制作者:南中学校1年1組・2組

かまくらの中にいたこだま

こだまでしょうか

こちらは午後3時終了の会場で、ドーン太の目線の先ではちょうど、川治内後町内会の方々が閉会式をされているところでした。

城之古ひろば

ポケットモンスター スノーレット|十日町市商店街連合会長賞

ポケットモンスター スノーレット

【芸術部門No10】制作者:城之古青年会

ポケットモンスタースノーレットの雪像アップ
ポケットモンスタースノーレットの滑り台
ポケットモンスタースノーレットの城
ポケットモンスタースノーレットの全景

「雪の芸術展」で十日町市商店街連合会長賞となった、城之古青年会制作の「ポケットモンスター スノーレット」。

元ネタはポケットモンスター スカーレット・バイオレットと思われ、「スノーレット」と上手く洒落たタイトルに、元ネタに登場するニャオハやホゲータといった新キャラ、コライドンやミライドンといった伝説のポケモンが、雪像として見事に表現されていました。

雪像全体が巨大な滑り台になっているので、子どもたちがずっと写り込むように遊んでいて、たのしい雰囲気の会場でした。

城之古ひろばに立つドーン太

可愛いの売ってるよ

城之古ひろばで販売されていたイチゴチョコ

地元青年団の方たちなのでしょうか。見慣れたいつものテント下にはちょっとした出店もあって、こんなところにもwithコロナの時代がやってきているのを実感しました。

特別部門 2作品

ぽすくま

十日町郵便局と雪像のぽすくま

【特別部門No20】制作者:十日町郵便局

十日町郵便局駐輪場に作られていたのは、日本郵便のオリジナルキャラクター「ぽすくま」。局員さん5名が3日掛かりで制作されたそうです。

どこに行く?

村尾電気のネコバスとドーン太

【特別部門No21】制作者:㈱村尾電気

むらおと書かれたネコバスの表示板 村尾電気のネコバス雪像

十日町市と湯沢町に拠点を置く電気工事会社「㈱村尾電気」の駐車場に停まっていた七国山行きのネコバスは、社員さん28名が6日掛かりで作った雪像です。

ドーン太とネコバス雪像

…で
ご希望の行き先はどこ?

そろそろ午後3時半に届きそうな時間でしたがお昼がまだなので、ここで一旦雪像巡りを中断し、何処かで食事をして来ようと思います。

後編へと続く。

3年ぶりに開催された第74回十日町雪まつりで「雪の芸術作品」を巡ってみた(後編)|十日町市

3年ぶりに開催された第74回十日町雪まつりで「雪の芸術作品」を巡ってみた(後編)|十日町市

記事は第74回十日町雪まつり「雪の芸術作品巡り」前編からの続きになります...

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そふぃあ
Posted by そふぃあ
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コメント(10)

There are no comments yet.

れもん  

2023/03/08 (Wed) 17:55

こんばんは。

雪まつりと言えば北海道と思っていたので新鮮です。
大通公園にデーンと大きな石像が連なっているのもいいと思いますが
こうやって手作り感が満載なところもほのぼのとしていて十日町雪まつり素敵です。

NOB  

2023/03/08 (Wed) 19:00

3年ぶりの雪まつり楽しまれたようですね!
今年はどこもイベント再開されてますね!

九州では雪まつりってないから一度は経験したいものです。

もふもふミッフィー  

2023/03/08 (Wed) 22:44

うさぎさんの雪像、可愛いですね~(≧▽≦)
餅つきしてるのは、お月様の上なんですね♪
色んな工夫があって、楽しいお祭りですね(´▽`*)

さえき奎(けい)  

2023/03/08 (Wed) 23:11

さえき奎(酒とソラの日々)

雪祭りや氷祭は今では各地にありますが、あくまでも市民参加型というのがいいですね。
村尾電気さんの「ネコバス」が、Dawn太と並ぶと意外とでっかいのにビックリです(笑)。
こういう催しが徐々に再開されて来ているのはうれしいですね。
我が街の夏祭りや子供神輿も今年は是非やってほしいです。
ショボいお祭りなんですが、故郷の祭を経験しないまま大きくなる子供が気の毒です。

そふぃあ  

2023/03/09 (Thu) 08:40
そふぃあ

To れもんさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

新潟県民はアピール下手だと思っています。
雪まつり発祥は新潟県十日町…と覚えてくださいね(←ここ、試験に出ます…笑)

雪像の大きさでも、十日町はギネスにのるくらい大きなものがあるんですよ。
コロナを経て、人々の意識や考え方、表現の仕方も少しずつ変化しているのだと思います。
雪の大ステージは無くなっても、雪まつりが開催され、人が集まるのはうれしいことだと思いました。

そふぃあ  

2023/03/09 (Thu) 08:43
そふぃあ

To NOBさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

雪の問題や製作者の問題もあって今年は規模縮小でしたが、3年ぶりの開催でにぎわっていました。
観光客の姿、特に外国人の姿もかなり見られて、少しずつ世の中が動き出している気がします。

雪のない地域の人にも是非、一度は体験してほしい雪まつりです。

そふぃあ  

2023/03/09 (Thu) 08:46
そふぃあ

To もふもふミッフィーさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

今年は干支というだけあって、ウサギさんの雪像が多かったです。
月のウサギの餅つきは、クレーターまでよく表現されていて感心しました。

この地域、克雪という言葉がぴったりな豪雪地帯ですが、それを逆手にとって雪と親しむイベントはありがたいと思います。
来年はまた、盛大なお祭りになってくれるといいなと思いました。

そふぃあ  

2023/03/09 (Thu) 08:55
そふぃあ

To さえきさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

近年の少雪の問題、コロナ禍で人員確保の問題もあって、今年はこういう形での開催となりました。
これまでも雪像は地域の方々の協力で作られていましたので、見た感じでは雪像数が少ないだけで、お馴染みの会場では変わりなく迫力の大作が見られました。
ただ、やはりまだ人が大勢集まる場所は怖くて、メイン会場には行かなかったのです。
きっと桁違いににぎわっていたと思いますよ。

間もなくマスクを外しての日常が戻ってきますね。
まずは地域が元気になる地元の祭りが復活してくれると、子どもからお年寄りまでたのしめるのではないかと思います。

うしかい座  

2023/03/09 (Thu) 18:40

こんばんは。

3年ぶりなんですね。
開催できてよかったです。
力作ぞろいで、作品の甲乙はつけがたいです。
「耐える」の別アングルから撮ったのは、うまいと思いました。
撮影者さんお見事で賞。

そふぃあ  

2023/03/10 (Fri) 08:58
そふぃあ

To うしかい座さん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

2020年開催は、新型コロナ蔓延ギリギリで開催されました。
ただ、雪が少なくて苦労の垣間見える作品が多かったんですよ。
今年はようやくイベントも再開されましたが、やはり同じように少雪と高温に悩まされたと思います。
でも開催されて本当に良かったと思いました。

雪像はちょっと目線を変えてみると、また違った表情をしてくれることがあります。
「耐える」がまさにそんな作品でしたね。