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燕背脂中華と二郎系のいいとこどり【麺豪 織蔵】ボリューム程よい塩二郎「織蔵しおラーメン」|燕市

2023年02月20日

イケ麺パラダイス
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ラーメン

先の記事にある中華蕎麦おか部からのご縁で、同じく燕市井土巻に店舗を構えるもう一つのラーメン店「麺豪 織蔵(ORIKURA)」にもお邪魔してきました。

SNS映えしそうな綺麗なラーメンを提供する「おか部」と、ガッツリ増し増し系の「織蔵」、元は同じでもコンセプトが違うとこんなにも違うのか!という両者の食べ比べもまた、麺食いの醍醐味ではないかと思います。

県央地域にあって二郎インスパイア系のパイオニア「麺豪 織蔵(ORIKURA)」

麺豪織蔵店舗と駐車場の看板

JR燕三条駅の燕口から車で約5分の燕市井土巻に店舗を構える「麺豪 織蔵(ORIKURA)」。織蔵のネクストブランドであるという「中華蕎麦おか部」から僅か100数十mしか離れていない場所にあり、両店それぞれに違ったジャンルのラーメンを提供されています。

開店当初の織蔵は国道8号沿いの三条市大島にありましたが、2018年1月より現地で営業されています。店は大通りから一本入った場所にありますが、ナビがあればOK!駐車場は共有で15台分程度用意されています。

麺豪織蔵やってます!の案内板

「おりくら」という優しい音の響きから、何も知らない頃の私は勝手に割烹のようなイメージを抱いていたものでしたが、そんな店舗で営んでいたのはむしろ「おか部」の方。「織蔵」は二郎インスパイア系という県央地域に珍しいスタイルの先駆者であり、燕背脂中華の地に新風を吹き込むという意味では、両店ともに同じ役目を果たす人気ラーメン店であると思います。

店内の様子

夜営業の開始は17時30分からとのネット情報が多かったのですが、現在の織蔵さんの夜営業は、土・日・祝日に限り17時から再開されています。

雪のために少し遅れて17時10分の初入店。すでに1組のグループが食事をされているところでした。

店内カウンター席と入り口側テーブル席

店内は入って右側の厨房脇にカウンター席、テーブルは4人掛けが1卓と2人掛けが2卓、奥には6人で使える小上がりが2卓。

麺豪織蔵店内

お冷はセルフサービスになります。

利用したテーブル席 麺豪織蔵テーブルセッティング

我が家が案内された2人掛けのテーブル席。
卓上にはブラックペッパーや餃子のタレと並んでラーメンのタレなども。

メニュー

メニュー表にある看板メニュー織蔵ラーメン
麺豪織蔵メニュー表
麺豪織蔵トッピングのメニュー表
麺豪織蔵三種類のメニュー表

看板メニューは店名を冠した二郎インスパイア系の織蔵ラーメン。醤油だけでなく、塩の選択肢があるというのは珍しいですね。二郎系らしくヤサイ・ニンニク・アブラの量が無料で増減できるのはもちろんのこと、ニンニクを生姜に変更できるなど、きめ細やかなサービスを感じます。

あとは辛い系や季節限定麺、トッピング、サイドメニューなど。メニューの中に「中華そば」の文字が見えますが、決してあっさり系をイメージしてはいけません。お店がある燕市は背脂中華がご当地麺になりますので、織蔵さんの中華そばも背脂系であると認識して頼まれると良いと思います。

そして織蔵さんは、三条市出身で現在KAGAYAKI(燕市)所属のプロキックボクシング日本2冠王の石月祐作選手のスポンサーでもあり、石月選手とコラボした超デカ盛りメニューも提供しています。

織蔵が提供する俺流二郎インスパイア系

すでに先客の料理が出されたタイミングでの入店だったので、我が家は注文から10分ほど待ったところで料理が提供されました。

看板オススメより

織蔵さんには珍しい塩二郎があったので、今回は二人揃って看板オススメメニューから「織蔵しおラーメン」にしてみました。

麺豪織蔵が提供する織蔵しおラーメンニンニク脂増し

織蔵しおラーメン/ヤサイ普通・ニンニク増し・アブラ増し(900円)

麺豪織蔵が提供する織蔵しおラーメン玉ねぎトッピング

織蔵しおラーメン/ニンニク増し(900円)+タマネギ(120円)

丼父さんはヤサイだけ普通盛りで、ニンニクとアブラ増し。
私は同メニューでニンニク増し+オススメトッピングの中から「タマネギ」を選んでみました。

織蔵しおラーメントッピングのアップ

色合いも綺麗な紫タマネギがトッピングされて出てきて「おぉ!」でしたが、丼を覆い尽くすくらいにたっぷり盛られているので、元の姿は丼父さんのラーメン丼を参考にしてください。

織蔵塩らーめんのスープ

長時間じっくりと炊きあげられて乳化した豚骨スープはクセがなく、まろやかな塩味と背脂のコクや甘味でマイルドな味わい。見た目の印象よりもクドさはなく、むしろどこか中毒性のあるスープに仕上がっています。

織蔵塩らーめんの太麺リフト

麺はムッチリとした食感の、強いコシを持つ極太ストレート。エッジが効いた角太麺はスープの絡みも良く、豚骨スープと両主役を張れる力強さと食べ応えを感じました。

織蔵しおラーメントッピングのアップ

箸で持ち上げると、ずっしりと重い豚チャーシュー。スープに脂が多いので、あえてチャーシューは脂身の少ない部位を使うという拘りよう。とても柔らかに煮込まれていて、噛むほどに肉の旨味を感じられるチャーシューに仕上がっていました。

スーパーフェザー級

私たちが料理を待つ間、若い男女のお客さんがお隣席に座られたのですが、その男性客さんが超デカ盛りラーメンを注文されていたのです。

運ばれて来た丼を一目見た時、私が声を出さずに(コロナ禍ですので)表情だけでリアクションしたのに気付かれた様子で、「写真撮りますか?」と仰って丼をこちらに寄せてくださったので、遠慮なく写真だけ撮らせていただきました。

麺豪織蔵が提供する祐作ラーメンSフェザー級

祐作ラーメン/S.フェザー級・肉80g(1,500円)

祐作ラーメンは一番デカ盛りの「ヘビー級」の場合、麺3玉540g+チャーシュー400g+ヤサイ600g+スープという盛りになります。
お兄さんは肉量の一番少ないS.フェザー級を注文されていましたが、それでも抱えるほどの器に山盛りですから、これは見ただけで「おぉ!」となりますね。

ちなみに、石月選手のInstagramをフォローしていると割安料金で食べられるそうで、お兄さんもスマートフォンを提示されていました。

麺豪織蔵が提供する祐作ラーメンSフェザー級と冬季限定味噌ラーメン半麺味玉のせ

一方の連れの女性は、冬季限定の味噌ラーメン(1,050円)を半ラーメンで注文されていました。
麺を半量にすると、味玉が1個ついて同価格になるようです。(丼は通常サイズです)

おしまいに

織蔵さんでの初めての塩二郎、二郎系とも燕背脂中華とも違って、どちらの良いところも取り入れた、織蔵さん独自の背脂豚骨ラーメンという印象でとても親しみやすかったです。

私的には盛りも程よい感じでしたし、麺半量のサービスもありますので、これなら二郎系=大盛りで敬遠する女性にも、たのしく美味しく食事ができる店ではないかと思いました。

お隣のお兄さんが祐作ラーメンを完食したか否かまでは見届けられませんでしたが、県央の大学に通う若者たちにも、たっぷりと美味しいラーメンをたのしめる二郎インスパイア系の織蔵さんは有難い存在かも知れません。

ご馳走様でした。(Saturday, January 28, 2023)

雪の中に佇む麺豪織蔵外観

麺豪 織蔵(めんごう おりくら)

  • 住所:新潟県燕市井土巻2丁目235 ※Google mapリンクアイコン
  • 備考:2014年12月5日 三条市大島にOPEN/2018年1月26日 現地移転
燕背脂中華のご当地に新風を吹き込む【中華蕎麦おか部】鶏清湯中華が看板メニューの美麺店|燕市

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そふぃあ
Posted by そふぃあ
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コメント(14)

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NOB  

2023/02/20 (Mon) 19:19

S.フェザー級でこの量なんですね!
ヘビー級だとお持ち帰りしそうかも・・・(笑)

写真を撮らせてくれたお兄さんいいね!

さえき奎(けい)  

2023/02/20 (Mon) 23:53

No title

たまにはこういうガツンと来るラーメンが食べたいですね(笑)。

>ニンニク増し+オススメトッピングの中から「タマネギ」を選んでみました

もし私が行ったとしたら、絶対にこれです(笑)。
実は私、諸般の事情で少々遠慮しているんですが、背脂もニンニクも大好き人間なんです(笑)。

>祐作ラーメンは一番デカ盛りの「ヘビー級」の場合、麺3玉540g+チャーシュー400g+ヤサイ600g+スープという盛りになります。

20台の頃の私なら躊躇なくこれをオーダーしていたと思いますが、歳は取りたくないものですね(笑)。
サラリーマンをやっていた頃によく行った、野菜エベレスト級てんこ盛りで有名な某店の、食っても食っても麺が見えて来ない、あのラーメンを思い出しました(笑)。

そふぃあ  

2023/02/21 (Tue) 08:58
そふぃあ

To NOBさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

デカ盛りを見たのも初めてのことで、洗面器級の器で提供されてビックリでした。
今時の若者らしい、すごく細身なお兄さんだったんですけど、チャレンジ精神は凄いと思いました。
ヘビー級制覇の猛者もいるのでしょうね。
確かに美味しいので、量があってもモリモリ食べられる人もあるのかも。

ネタ的にも、デカ盛り写真撮らせてもらえてラッキーでした。

そふぃあ  

2023/02/21 (Tue) 09:04
そふぃあ

To さえき奎さん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

繊細で上品なラーメンも良いですが、意外と私はこちらのガッツリ系の方が性に合っているかも(笑)
ワシワシと食べ応えのある太麺に背脂スープ、クドくなくて美味しかったです。

デカ盛りを注文したお兄さんを見て、若いっていいな…って思いましたよ。
私も若い時は同伴のお姉さんのように、麺半分で良いタイプでした。
年齢がいってから今くらい食べられるようになりましたが、食べられるって良いです(笑)
ラーメンのデカ盛りは無理ですが、今でも鼻先まで届くジャンボパフェは食べられそうな気がします。

マクノスケ  

2023/02/21 (Tue) 16:20

凄い!

この盛り!
凄すぎますね。
でもとっても美味しそうにとれているので食べたくなってしまいます。
チャーシューも美味しそうですがトッピングの玉葱がこれまたそそられそう。

しかし…お兄さん。
さすがというか、私も昔に戻りたくなってしまいました。

そふぃあ  

2023/02/21 (Tue) 16:46
そふぃあ

To マクノスケさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

私たちが食べた織蔵ラーメンは、特別大盛りということもなくて、普通に美味しく食べられるサイズでした。
見た目ガッツリそうですけど、県央地域の人たちは背脂や太麺に慣れているので、あまり違和感なく受け入れられるメニューだと思いました。

お兄さんは今時の細身の若者だったのですけど、大盛りに挑戦されていてただただ凄いな!と。
この盛りでこのお値段。制覇できたら確かにお得感もありますね。
私はジャンボパフェ制覇したことがあるけど、今でもチャレンジできるかな!?(笑)

駐在おやじ  

2023/02/22 (Wed) 13:19

フェザー級 凄いですね wwww
っていうか 日本でもこんなのあるんですね ^^

結局まだ食べてないんですが、 タライ冷麺って言うのが仁川にあるんです
こんな感じなのかな~~~? と

でも ボールだと 触ったら熱そうですね ^^

ムラサキ玉ねぎがとっても おしゃれです

  駐在おやじ

そふぃあ  

2023/02/22 (Wed) 15:15
そふぃあ

To 駐在おやじさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

日本にもデカ盛りラーメンありますよ。
たらい冷麺と同じくらいの器に、麺も野菜もスープも盛り盛りです(笑)
たっぷり食べたい人には嬉しいメニューでしょう。

燕背脂中華のトッピングにタマネギがあるといつも頼んでしまいますが、紫タマネギは色合い的にも綺麗だと思いました。

まっ黒くろすけ  

2023/02/22 (Wed) 19:20

こんばんは。

新潟ってホントラーメン県なんですね。
ラーメン党の夫に影響され、ラーメン好きになったのは随分と遅いお年頃になってからでありましたが、こちらにお邪魔するようになって、増々ラーメンに魅了される自分がいます。
この紫玉ねぎたっぷりのラーメン、くろすけも食べてみたいです。
あ~もっと新潟近ければなぁ。。。

れもん  

2023/02/23 (Thu) 11:01

おはようございます。

玉ねぎいっぱいはいいですねー(葱・玉ねぎの類が好きなので・笑)
背脂も過ぎると胃もたれしそうですが程よいとコクが増して本当に美味しいです。

最後のヘビー級は完食されたんでしょうかね。
快く写真を撮らせてくれたお兄さん優しいですね(*´ω`*)
二郎系と言う言葉は知らなかったのでググらせていただきましたー勉強になりました。

うしかい座  

2023/02/24 (Fri) 08:02

おはようございます。

S.フェザー級は迫力あります。
若くて腹を空かせていた頃、こういうのがあったら大喜びだったでしょうね。
今は半玉で味玉プラスがいいかも。
紫タマネギたっぷりなのも良いですね。

そふぃあ  

2023/02/24 (Fri) 08:41
そふぃあ

To まっ黒くろすけさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

新潟はラーメン王国ですよ。
私は新潟市のあっさり醤油で育ちましたが、嫁ぎ先が全く違うスタイルのラーメンだったので、最初は「何、これ?」と思ったものです。

…そういう私も若い頃はラーメン苦手で、こんな風に食べ歩きをするようになったのもここ十年くらいのことです。
近年は五大ラーメン以外にも、幅広いジャンルで提供している新店も続出なので、食べ歩きが追いつかない感じです。

これから山野草の時期です。
また新潟に遊びに来てくださいね。

そふぃあ  

2023/02/24 (Fri) 08:50
そふぃあ

To れもんさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

玉ねぎトッピングがあるのも、県央地域らしいと思います。
背脂と玉ねぎってよく合うんですよ。

燕背脂中華は、もともとのスープがあっさりしているんです。
そこに背脂が乗って蓋をしているのですけど、織蔵ラーメンはスープからしっかり乳化系。
だけどしつこくなく、胃もたれすることもなかったです。

お兄さん、凄く気の利く若者だったと思います。
自分たちが入店した頃から、となり席のおばちゃんはスマホで写真撮りまくりでしたし(笑)

二郎系は、東京にあるラーメン二郎が発祥のスタイルで、今では全国にこういうスタイルのラーメンがありますよ。
豚骨醤油の横浜家系も、今や全国区ですね。

そふぃあ  

2023/02/24 (Fri) 08:54
そふぃあ

To うしかい座さん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

スーパーフェザー級でこの盛りですから、ヘビー級ならどのくらい?実際に食べた人はいるの?と疑問符だらけになりますね。
近年近くに大学もできたので、若くて元気な学生さんたちは、挑戦のし甲斐もあるかも知れません。

半玉で味玉つきのサービスも粋だと思いました。
冬限定の味噌も、野菜たっぷりで温まりそうです。