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兎年のバレンタインデーに「ちょこっ兎」いかが

2023年02月11日

スイーツde部
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ご当地グルメ スイーツ バレンタイン 7歳11ヶ月

我が家が初詣に行く越後一宮「彌彦神社」。今年はあえて三が日を外して参拝に行ったことが功を奏し、今年を占う新春恒例の「弓始神事」を目にすることができました。

そんな彌彦神社の神様と切っても切れないのが今年の干支であるウサギで、神社のある弥彦村のマスコットキャラクターがウサギであったり、お土産もの屋さんにも様々なウサギをモチーフにした商品が売られています。

数ある弥彦土産の中から今回は、この時期にもピッタリは可愛らしいチョコレートをご紹介します。

弥彦銘菓「玉兎」は体を丸めてかしこまるウサギ

彌彦神社のお土産と言ったらパンダ焼きに玉コンニャク、カレー豆など様々ありますが、忘れてならない歴史ある銘菓がウサギを模した「玉兎」です。

参考画像として、私が過去に撮った【こちら】の写真を見ていただくとお分かりになりますが、実はこのお菓子のウサギたち、背中を丸めてかしこまった姿で作られているのが特徴です。

では、なんでこんなにかしこまっているのか?
弥彦村にはこのようなウサギ伝説が残されています。

大昔、霊峰弥彦山にたくさんの兎がすんでいたが、毎日、里へ下りては神領農民達の大切な田畑を荒らすために、ほとほと困り果ててしまった。
農民たちの苦しみをお聞きになった彌彦大神様は、早速弥彦山にいる兎たちを全部集められて、大切な田畑を荒らすことのないようにとお諭しになったので、すっかり恐れ入った兎たちは、以後絶対に里へ下りていたずらをしませんと固く誓い、それから後はぷっつりと被害が無くなったと云う。
神領の農民たちは彌彦大神様の御神徳を大変感謝し、大神様のお諭しを聞いてかしこまっている兎たちの丸くなった姿を米の粉で形作って献上したところ、大神様はこの菓子を喜んでお召し上がりになられ、「良幸餅(うさちもち)」と名付けられたと云う。

弥彦名産玉兎組合

のちに良幸餅は兎餅となり、さらに弥彦銘菓「玉兎」となって人々に親しまれ続けています。

実際にお菓子が登場したのは江戸時代の文政4年頃のことで、最初はウサギの形を模した饅頭だったそうです。明治に入ると次第に米の粉を使った小粒の菓子が売られるようになり、その最初の店というのが弥彦村に店舗を構え、現在7代目が切り盛りされている糸屋菓子店さんと言われています。

今では大型のもの、餡入りのもの、和三盆でできたものと様々な種類のある「玉兎」。糸屋菓子店7代目が新潟市の老舗菓子店で修業時代に洋菓子にも携わった経験を活かし、弥彦温泉組合からの「若い人向けのお菓子を」という要望に応えて2010年秋に誕生したのが、兎年のバレンタインにもピッタリなチョコレートでできた「玉兎」なのです。

チョコレートでできた玉兎「ちょこっ兎」

糸屋菓子店のちょこっ兎の箱を両手に乗せているドーン太

ちょこっ兎(7粒入850円)

外箱の上に一粒のったちょこっ兎

ウサギと桜が散りばめられた和柄の箱に入った一粒チョコレートの「ちょこっ」。
青と赤の二色ある外箱の「ちょこっ兎」は7粒入り。白い外箱の14粒入りもあります。

ちょこっ兎についての注意書き

「ちょこっ兎」は通年商品ではなく、10月から5月までしか販売されない季節商品。
その理由は、スイスのカルマ社製クーベルチュールという、日本で初めて輸入されたチョコレートを使っているからなんです。

外箱を開けてみたちょこっ兎の様子

温度管理が難しい特別なチョコレートでできた玉兎。
蓋を開けてみると、首を垂れたウサギさんたちが、それぞれの部屋に入った状態でこんにちは。

左から、抹茶、ごま、ミルク、ホワイト、ミルクアーモンド、いちご、ビターアーモンドの7種類の風味。
小さくて丸く可愛いフォルム。見た目もカラフルで宝石箱のような「ちょこっ兎」です。

プレートの上に並べた7種類のちょこっ兎

食べるのが勿体ないくらいに綺麗な七色ウサギ。
だけど口に入れれば本格派の味が広がるのは、さすが老舗の成せる業ですね。

おしまいに

近年、村の新たな観光施設「おもてなし広場」がお目見えしたこともあり、ウサギ年の今年はキテいる弥彦村。
時々イベントに登場するという弥彦村マスコットキャラクター「ミコぴょん」にも会ってみたいですし、ウサギをモチーフにした新たなスイーツも様々あって、ウサギ好きには聖地のような場所かも知れません。

弥彦生まれの「ちょこっ兎」を食べながら、パワースポット彌彦神社だけでない新たな魅力と、隠れウサギ探しに出掛けたくなった弥彦村でした。

糸屋菓子店のちょこっ兎の箱を両手に乗せてちょこっと小首をかしげるドーン太

「ちょこっ兎」で
素敵なバレンタインを!

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そふぃあ
Posted by そふぃあ
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コメント(14)

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まっ黒くろすけ  

2023/02/11 (Sat) 10:48

No title

ワ~ォ!
チョコ好きにはたまんない!(*^-^*)
5月がタイムリミットか~~~
明日の山ではちょっと無理だし。。。
光兎山にはヒメサユリの時にしようかなぁなんて思ってたし。。。
う~~ん、チョコッ兎でも食べたぁい!(^^;)

もふもふミッフィー  

2023/02/11 (Sat) 17:24

うわ~、またまた可愛いうさぎさんだ~(≧▽≦)
それもチョコレートなんて、これは欲しくなりますね( *´艸`)
それにすごくカラフルで味も色々あって、飽きませんよね。

玉兎っていうお菓子が元々あるって言うのも素敵ですね(´▽`*)
言われてみると、確かにお説教されてかしこまってるみたいに見えますね( *´艸`)

まぁ、ホンモノのうさぎさんはいくら説教しても齧りまくるんですけどね^^;
でも、神様に諭されたら、反省するのかもですね(^_-)-☆

NOB  

2023/02/12 (Sun) 07:08

名前の付け方が「ちょこっ兎」って洒落とんしゃ~(博多弁)
あぁ~バレンタイン近し(笑)

れもん  

2023/02/12 (Sun) 07:40

おはようございます。

可愛らしい兎さんチョコ。
神様に諭され小呂例って丸まってる形なのもなんだか微笑ましくてツボで。
本当に口に入れるのがもったいない感じですね。

ご当地キャラもいる弥彦村。
兎年の今年は弥彦村から目が離せない展開・・・ですね(*´ω`*)

やぴこ  

2023/02/12 (Sun) 17:48

ちょこっ兎欲しい♡

そふぃあさん、こんにちは。

またまた兎の記事にお邪魔しております笑
彩り鮮やかで可愛らしくて 食べるの躊躇しそうですが、そこは一口サイズのいい所♬

(もしかしてもっと大きいサイズですか?)

ごまのチョコは初めて見ました。
ごまのプチプチ感があるのでしょうか…
ちょこっ兎、気になります笑

さえき奎(けい)  

2023/02/13 (Mon) 00:30

トップ画像の「かしこまった」Dawn太に「わはは」しちゃいました(笑)。
「ちょこっ兎」というネーミングが洒落ていますね。
「首を垂れたウサギさん」というフォルムに納得です。
私も、バレンタインデーには在り来たりのチョコではなく、こういうのがほしいなと思いました(笑)。
あ、いえいえ、いただけるなら何でもいいんですが・・・(笑)。

そふぃあ  

2023/02/13 (Mon) 08:47
そふぃあ

To まっ黒くろすけさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

干支繋がりで可愛いチョコレートです。
クーベルチュールが繊細なので、夏場には作れない商品のようです。
今年は雪割草の時期には来られないのでしょうか?
角田からなら、弥彦温泉街まですぐですよ!

そふぃあ  

2023/02/13 (Mon) 08:50
そふぃあ

To もふもふミッフィーさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

干支繋がりで、今年はこんな風なチョコはどうかな?と。
前回の卯年の頃は、ちょうどチョコが販売して間もないこともあって話題となり、品薄で手に入らないほど売れたらしい商品です。
今は希少なルビーチョコのバージョンもあって、さらに進化したちょこっ兎です。

ウサギさんは可愛いので、お説教したら素直に謝ってくれる印象があります。
実際はなかなか手ごわそうですね。

そふぃあ  

2023/02/13 (Mon) 08:52
そふぃあ

To NOBさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

そうなんですよ、名前から洒落ていて一度聞いたら忘れない商品です。
コロナになってから観光地に行かなくても買えるように、スーパーのお菓子コーナーに置かれていたりもします。

バレンタインシーズンですね。
今年はどんなバレンタインになるのかな?

そふぃあ  

2023/02/13 (Mon) 08:57
そふぃあ

To れもんさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

チョコは近年になって作られた商品ですが、昔からある玉兎も同じ形をしているので、お土産屋さんに入ると、商品の全てが丸くかしこまったウサギなんですよ。
丸いフォルムは可愛いですし、平和な印象があります。

ご当地キャラのミコぴょんは、巫女さんの姿をしたウサギさんです。
兎年もあって、今年はいろいろと活躍してくれるのでは…と思っています。

そふぃあ  

2023/02/13 (Mon) 09:01
そふぃあ

To やぴこさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

ウサギってそのままでも可愛いですし、キャラクターにも使いやすいですし、伝説の残る地もあるので、追っかけの一年になりそうです。

ちょこっ兎はつまみやすい一口サイズのチョコです。
確かに、ごまのチョコレートは珍しいですよね。
ごまの食感もありますが、特有の香ばしさが美味しかったです。
ご店主はきっちり修行されていますので、和菓子屋さんのチョコレートも侮れないです。

そふぃあ  

2023/02/13 (Mon) 09:04
そふぃあ

To さえき奎さん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

基本的にドーン太は、家の中でカメラを向けられるのがあまり好きじゃないんです。
おまけに見慣れない箱など手にのせられるので、何が始まるか?と警戒していますね(笑)

チョコレートの形状も可愛いですけど、ネーミングセンスもバッチリですよね。
前回の卯年には品薄になるほど売れたそうです。
ちょっと変わったご当地チョコレート、贈り物にも喜ばれると思います。

うしかい座  

2023/02/13 (Mon) 18:29

こんばんは。

ちょこっとウサギのチョコレートなんですね。
形もかわいいけど、色とりどりで良いです。
とはいえ、今回のイチバンは、ちょこっと手(前足)に乗せているDawn太クンでしょう。
素晴らしいモデルさんのお仕事ぶりです。

そふぃあ  

2023/02/14 (Tue) 08:42
そふぃあ

To うしかい座さん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

ネーミングも形状も可愛いウサギのチョコレートです。
前回の卯年の頃は発売間もなかったこともあり、メディアにも取り上げられて品薄状態だったそうですよ。
干支が一回りしても健在なスイーツは、バレンタインにもピッタリです。

モデルさん、このあと箱の鼻乗せバージョンにも挑戦したんです。
だけど結果は…で(笑)
二枚とも、代り映えのしない写真が採用されてしまいました。