【もも太郎クリームソーダ】キタマエカフェで発見!米国進出したご当地アイス「もも太郎」を使った新グルメ|新潟市
雪国・新潟の冬は晴れている日が非常に少ない!
せっかくの休日に雪や雨だとドーン太の外遊びもかなわず、飼い主たちは美術館や博物館めぐり、またはウィンドーショッピングがメインになってしまいます。
2023年最初の三連休の中日もそんな日で、新潟市内に買い物に出たついでに遅い食事のために立ち寄ったDEKKY401。食事後は末っ娘の希望もあって新しくなった2階部をウロウロしていたものの、館内が暑かったのでそろそろ切り上げようかと思った矢先、通り過ぎざまに切り替わった電子看板の画像に目が釘付けになってしまいました。
おぉ、これはっ!

新潟のご当地アイス「もも太郎」
新潟県で「ももたろう」といえば、おとぎ話の「桃太郎」でもゲームの「桃太郎伝説」でもなく、かき氷棒アイスの「もも太郎」が県民の頭の中にまず最初に思い浮かぶのではないかと思います。雪国なのに真夏は平気で全国の最高気温を打ち出してしまう新潟の夏に欠かせないのが、さっぱりと食べられる氷菓「もも太郎」であり、現在数社が同名の類似商品を販売しています。
その中でも代表格といえるのが、昭和20年代から製造販売されているセイヒョーの「もも太郎」。
名前は「もも太郎」なのに食べるとイチゴ味。おまけにセイヒョーのもも太郎だけリンゴ果汁が入っているという、矛盾だらけだけど、多くの県民に愛され続けるご当地グルメです。

「もも」要素が全く見当たらない「もも太郎」。
株式会社セイヒョー
その名前のルーツはさかのぼること昭和初期!
当時、新潟のお祭りの出店や駄菓子屋では赤いシロップの氷菓子が売られていました。
この氷菓子は、そのハートをひっくり返したような形から多くの人から「桃型」として親しまれ、いつしか「棒付き氷菓子」を指す一般名称として「モモタロウ」が定着しました。
昭和20年代にセイヒョーがこれを商品化したのが、現在のもも太郎の原型になっています。
セイヒョーのもも太郎は作り方から丁寧で、重さ135㎏もある氷の塊を一度細かく砕き、そこにイチゴ味のシロップを混ぜてから成型されてできているというものです。
そんなセイヒョー商品、2022年12月16日からアメリカ向けに輸出が始まったとローカル誌で知り、もう新潟だけのもも太郎ではないのだと思った矢先に出会った、もも太郎のオリジナルグルメだったのです。
もも太郎のオリジナルグルメが販売されているのはKITAMAE内にあるキタマエカフェ
横浜、神戸、長崎、函館とならび、明治維新の五大開港の一つである新潟港。その昔は北前船寄港地として栄え、現在も豪商の館や古町芸妓、神社や湊祭、住吉祭などにその面影を感じることができます。
そんな新潟市の出来島ある商業施設「DEKKY401」の2階(これまでフランスベッドのショールームだった跡地)に、2021年9月1日オープンした「KITAMAE」。新潟県内最大規模のEC(Electronic Commerce)サイト「新潟直送計画」が運営するリアルストアです。

DEKKY401の2階にある産直セレクトショップ「KITAMAE」
かつて日本海側の寄港地を巡りながら物や文化を運んだ北前船のように、インターネットとリアルという二つの船によって、まだ知らなかった新潟を発見できる場所になって欲しいとの願いから「KITAMAE」と名付けられたお店。店内には「新潟直送計画」で取り扱っている商品をはじめ、県内各地の生産者からの良品やうまいもんが勢ぞろいしていました。
私も贈り物に「新潟直送計画」を利用したことがありますが、ネットで見ていた各地の商品を実際に手に取って確かめられるのは嬉しいですし、たのしいものですね。

KITAMAE内にあるキタマエカフェ
KITAMAEに併設されている「キタマエカフェ」では、農家さんから直送された新鮮な農産物を使ったオリジナルメニューが揃っているので、買い物の合間の休憩にも、新しい新潟グルメ発見にもピッタリな場所だと思います。

メニュー

注文すると呼び出しベルを手渡されます。
他に注文客のいない時間帯だったので、5分も待つとベルが鳴って出来上がりを知らせてくれました。
実食!もも太郎クリームソーダ

もも太郎クリームソーダ(税込み519円)
実際に手にした「もも太郎クリームソーダ」はPOP写真とは少し違い、カップ半分に炭酸水が注がれ、そこにもも太郎アイスが浮かんでいるような感じでした。

その上にのせられているのは、阿賀野市にある神田酪農さんのミルクジェラートです。

神田酪農直営「みるぱす(Milk passport)」で春のジェラートと牛舎見学|阿賀野市
直営ショップがオープンして、間もなく5年を迎えようという阿賀野市に店舗を構えるみるぱす。阿賀野市内はもちろんのこと、今では新潟市内でもカップ商品として気軽に味わえるほどで、下越地方を中心に活躍の場を広げ、すっかり有名店へと成長されました。...

もも太郎の味わいを活かすよう、炭酸水は甘くないタイプが使われていました。
もも太郎をもも太郎としてしか食べたことがない私には、炭酸水ともも太郎の相性の良さにもビックリ!暑くて喉が渇いていたこともあって、一気にグビグビ飲めてしまいます。
そして神田酪農さんの滑らかなミルクジェラートと、もも太郎のイチゴ味も良くマッチしますね。
白にピンクで色合いも可愛いので、これは写真映えもしそうです。
最後まで粒々とシュワシュワがたのしめた、氷菓「もも太郎」を使った新潟満載のクリームソーダでした。
おしまいに
新潟県民の認知度100%といわれる「もも太郎」アイス。ちょっと変わったアレンジでいただけて、新年早々に新しい味の発見になりました。
実は県内にはまだまだ「もも太郎」をアレンジした冷スイーツが存在しているので、めでたく米国進出を果たしたご当地アイスを、今年はもう少し追いかけてみようかな…と思います。
ちなみに「もも太郎」アイス。真冬のためか、KITAMAE店内の冷蔵ケースの中に見つけることはできませんでした(笑)。
御馳走様でした。(Sunday, January 8, 2023)

キタマエカフェ
- 住所:新潟県新潟市中央区上近江4-12-20(DEKKY401 2階 KITAMAE内)※Google map
- 備考:2021年9月1日オープン
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