彌彦神社周辺散歩2022晩秋|弥彦村
本編は前記事「弥彦菊まつり」の後編にあたり、菊まつり見学前後に境内地や周辺観光地で見た晩秋の弥彦の様子になります。

【弥彦菊まつり2022】今年の大風景花壇は白川郷|弥彦村
新潟県弥彦村に秋の訪れを告げる恒例の県菊花展覧会「弥彦菊まつり」が、今年も11月1日から11月24日まで開催されました。 いまだ県外遠征するのをた…...
秋の装いだった玉の橋

菊まつりに向かう際、彌彦神社一の鳥居を潜ってすぐ左手に見えるのが、神様だけが渡れるといわれる玉の橋です。
たもとにある銀杏が黄色い葉を落として朱塗りの橋のアクセントカラーとなり、普段見る景色とも違って秋がすっかり深まったことを実感させました。
これから雨になろうという日だったので御手洗川の水もかなり冷たそうに思いましたが、小川が珍しいのか、観光に訪れていた3~4人の子どもが石段下で季節外れの水遊びをたのしむ姿がありました。
彌彦神社初穂講 献穀米展示
菊まつりを見終え、ドーン太が待っているので車に戻ろうとしたところ、やぱり鹿の顔が見たくて方向転換(笑)。
境内地を移動中にたまたま前を通りかかったみずほ館で、「ご自由にご覧ください」と秋ならではの展示がされていたのでお邪魔してみました。

現在ある越後一宮彌彦神社の社殿は明治45年(1912年)3月に門前町で発生した火災のあおりを受け、旧社殿が焼失した後に再建されたものです。大正5年(1916年)に再建された現社殿を記念し、社殿の保全と農業振興を目的に創設されたのが、看板に見える初穂講です。
まだ新しいみずほ館は、平成27年(2015年)に彌彦神社初穂講の100年記念として建設されたもの。今でも新潟県内で1万人ほどの農家さんが講員として加入しているそうです。
奇しくも出掛けた11月23日は、彌彦神社で新嘗祭と初穂講秋季大祭が行われていた日でした。それに合わせるように毎年秋に行われるのが、初穂講員から献納された新穂米の品評会です。
初穂

彌彦神社御神田初穂
彌彦神社の御祭神は天照大神のひ孫にあたる
作付け・生産量ともに全国一のお米県にいがた。越後一宮彌彦神社で授与される熊手は、稲穂が添えられた農業県らしいものです。
講員より奉納された稲穂
初穂米品評会
みずほ館入って左手の部屋には、今年収穫された中の受賞米が展示されていました。
まだまだコシヒカリが多い感じでしたが、一角には平成29年(2017年)より一般販売されている新之助の玄米も見られました。
奉納米

向かって右側の部屋には、自分の背丈ほどにも積まれた奉納米が。奉納されるだけでこの数は圧巻でした。
奉納米も多くはコシヒカリでしたが一部に新之助と、たった一袋の餅米も見られました。
さらに部屋の隅っこには▲こんなものも。
可哀そうなので大きな声では言いませんが、興味のある人はそっと画像にタッチしてみてください。
きっと、ダメなやつだって何かの役に立つこともある!

普段目にすることのない貴重なものを、秋のみずほ館で拝見できました。
鹿苑と四季桜

貴重な寄り道をしながら、ようやく辿り着いた鹿苑。
万葉集にも詠まれている彌彦神社の鹿さん。神の使いともされる尊い生き物です。
相変わらずハーレム状態だった雄鹿さん。
角切りの後にはこんな風にフェイク角が被せられている時もあるのですが、この時は立派な角が印象的でした。
だけど…、ドーン太が大好きなんですよね、ストレス発散にカミカミする鹿角(笑)。
生え際のところなんか、ドーン太が噛む鹿角がそのまま頭に乗っかっている感じで
やっぱり早く車に戻らなきゃ!

そう思って鹿苑を通り過ぎようとすると、隣接してある神社の維持管理を行う林務棟前に、淡いピンクの花を咲かせる鉢植えの木を見つけました。
多分、四季桜の一種なのだと思いますが、秋から冬にかけて愛でる淡いピンクは特別感がありますね。
完全に出遅れだった弥彦もみじ谷
神聖な場所である神社境内は四つ足のモフモフを連れては行けませんが、例年彌彦神社とセットでたのしめる県内一の紅葉スポットとあり、弥彦公園はドーン太も一緒に散歩しました。
ただ、菊まつりと時期を合わせ、11月24日まではもみじ谷のライトアップが行われてイベントモード継続中。普段なら停め放題の最寄り駐車場も有料になるのです。
もう紅葉なんて見られない時期だと分かっていても、雨が降り出す直前で屋台が撤退を初めていても、せっかくの機会なので駐車場代500円を払って、5年ぶりになる弥彦公園散歩です。

この長いトンネルを抜けると
そこは…
はい、スイマセン!
もうすっかり秋が終わったもみじ谷です(汗)

・・・。

観月橋ってこんなに良く
向こうが見通せたっけ?
いや、だからそれは…(汗々)
見頃に来てもここ、午前中は逆光になる場所だし
人が多くて、こんな風に貸し切りでは撮れないでしょ。
それにモデルさん、全くやる気が無いし…

何、やる気が無いとは
聞き捨てなりませんなぁ!
何処に行ってもクン活激しいモデルさんを引きずりつつ(笑)秋の名残りを感じながら30分程度の弥彦公園散歩でした。
おしまいに
ドーン太を車に乗せると予報どおりに大粒の雨が落ちてきて、もみじ谷の紅葉には間に合わなかった私たちもこの日の雨はセーフな感じで、ずぶ濡れにはならずに済みました。
久々に、来年こそは紅葉真っ只中のもみじ谷にお邪魔してみたいものだと思いましたが…さて、その夢はどうなることでしょう。
そして来る2023年は兎年。その昔、弥彦山にはたくさんの兎が棲んでいたといわれ、温泉街には兎をモチーフにした商品も多くあります。最寄りの道の駅も、弥彦名物パンダ焼きのお店も新しくなったので、また春になった頃にでもドーン太と一緒に、兎にゆかりのある弥彦の街を散歩してみようかと思います。
Wednesday, November 23, 2022|ドーン太 生後2,830日
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