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鮭の遡上を間近に見られる谷根川と柏崎さけのふるさと公園にて|柏崎市【さけ豊漁まつり2022】前編

2022年12月06日

お出掛け
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イベント サケ 7歳8ヶ月

今年の秋は村上市内を流れる三面川の「居繰網漁」大川の「コド漁」を見学したこともあり、さらに新潟県内で鮭が遡上する川を訪ねてみました。この度お邪魔したのは、柏崎市にある米山大橋のたもとを流れる谷根たんね川です。

谷根川でも鮭の増殖事業が実を結び、毎年秋になると多くの鮭が遡上してくるようになりました。それに合わせて毎年この時期になると「さけ豊漁まつり」が開催されるのです。

コロナ禍にあって、今年の「さけ豊漁まつり」は3年ぶりの開催とのこと。すぐ近くの駅には何度か撮影に訪れたことがあったものの、いつも素通りだった谷根川や柏崎さけのふるさと公園。我が家にとって初めて目にする「さけ豊漁まつり」です。

8尾の迷い鮭から始まった谷根川の鮭物語

柏崎市を流れる谷根川河口の様子

新潟県柏崎市を流れる流路延長8kmほどの小河川「谷根川」。その上流部には今春、ハナモモをたのしんだ谷根集落があり、秋になってその河口部に立つという不思議なご縁の年となりました。

谷根のハナモモ2022|柏崎市

谷根のハナモモ2022|柏崎市

桜の後、地域一帯に咲くという花桃の光景が見たくて、桃源郷として有名な信州の阿智村まで旅した年がありました。...

谷根川と鮭との関わりは、1976年(昭和51年)に8尾の迷い鮭が川にやって来たことに始まります。1978年(昭和53年)から試験的な採卵、稚魚の飼育・放流という鮭の増殖事業が始められ、初年度はメス鮭2尾から6,300粒の卵を採卵・ふ化、翌年春に稚魚6,000尾を初放流しています。現在では10月中旬頃から水温の下がる12月頃まで、毎年数千尾の親鮭が遡上するのを間近に見ることができる川として親しまれるまでになりました。

日本海に注ぐ谷根川の様子

日本海に注ぐ谷根川

谷根川に遡上した鮭の姿

谷根川に遡上した鮭

透明度の高いきれいな水が流れる谷根川の中に目をやると、遡上してきたばかりの鮭の姿を簡単に見つけることができました。

谷根川をバックに仏頂面のドーン太

こんなに綺麗な川を前にドーン太が仏頂面なのは、川の匂いも海の匂いも両方する場所なのに、どちらにも入って遊ばせてもらえないという不満からです(笑)。

谷根川では毎年10月1日から12月31日まで、河口から半径600m以内の海域で鮭を捕まえることが禁止されています。

谷根川に設けられたヤナとドーン太

何処の海も川も自分のテリトリーだと勘違いしている尻尾息子を引きずりつつ(笑)もう少し川上の方へと歩いて来ると、谷根川にヤナが設けられている場所に出ます。

ここから写真左手側には谷根川に通じる人工河川が設けられており、鮭の一生を学習することができる「柏崎さけのふるさと公園」へと繫がっています。

柏崎さけのふるさと公園

2002年(平成14年)に開園し、展示館とふ化場を併せ持つ「柏崎さけのふるさと公園」は、谷根川の鮭を中心とした自然環境や生命の大切さを学習できる施設です。鮭資源を守り、増やしていくために鮭の増殖事業が行われているほか、小中学校などの総合学習事業にも協力しています。

屋外施設

柏崎さけのふるさと公園の人工河川

柏崎さけのふるさと公園の人工河川(手前)と人工池(奥)

柏崎さけのふるさと公園の人工河川 柏崎さけのふるさと公園の人工河川を泳ぐ傷だらけの鮭

谷根川に設けられたヤナから、公園内の人工河川へとのぼって来た鮭の泳ぐ姿が確認できます。
水が透明で綺麗なこともありますが、ここまでの遡上によって随分と鮭が傷み、白い肌が露出しているので谷根川河口で見る以上に見つけやすい気がしました。

ガラス越しに鮭を観察できる人工河川

ガラス越しに鮭を観察できる人工河川

ガラス越しの人工河川に泳ぐ傷ついた鮭 ガラス越しに鮭と対面するドーン太

人工河川のさらに奥にはガラス張りの観察窓があり、11月上旬~12月上旬にかけて遡上してくる鮭を真横から観察することができます。

柏崎さけのふるさと公園の鮭養殖施設

展示館裏のふ化場

米山大橋と谷根川、さけのふるさと公園

米山大橋の真下を流れる谷根川と柏崎さけのふるさと公園

公園内にあった案内板

展示館

公園内にある展示館では、鮭の生態や増殖事業を写真や図で解説したパネル、サケの剥製、谷根川に棲む魚などが展示されています。

谷根川に棲む魚の展示

谷根川を再現した水槽

柏崎さけのふるさと公園展示室の鮭に関する展示
2022年11月19日までに遡上した鮭の数を示した展示
2014年に谷根川で捕獲された最も大きな鮭のはく製
2016年に谷根川で捕獲された大きな鮭の魚拓

今シーズンの谷根川の鮭の遡上数は、豊漁まつり前日(11月19日)までで838尾。

展示物の中には2014年11月23日に捕獲された全長95cm、重さ10.3㎏の鮭の剥製と、2016年11月24日に捕獲された全長92cm、重さ10.9㎏の鮭の魚拓があり、どちらも谷根川に帰ってきた巨大な個体のものでした。

柏崎さけのふるさと公園展示室にあった鮭の成長がわかる展示物

仔魚から親魚まで成長の様子がわかる展示

採卵室

さけのふるさと公園展示館にある採卵室

展示館内にはガラス1枚で仕切られた採卵室があり、10月中旬から3月下旬にかけて盛んに鮭の増殖事業が行われます。

鮭はメス1尾からおよそ2,000~5,000粒の卵が採取でき、人工授精後30日ほどで発眼卵となります。
さらに20日ほど経つと先ほどの展示物にもあった仔魚となり、養殖マスで成長した稚魚は翌年の3月中旬から4月上旬にかけて谷根川に放流されます。

運が良ければこの採卵台の上で、実際に鮭の採卵が行われているシーンに出会えるかも…知れません。

3年ぶりに開催された「さけ豊漁まつり」

2022さけ豊漁まつり

  • 場所:柏崎さけのふるさと公園
  • 日時:2022年11月20日(日)午前9時~午後3時
  • 内容:鮭のつかみ捕り(要予約)/鮭鮮魚の販売/鮭加工品の販売
  • 備考:鮭汁、イクラ丼、アユの塩焼きなど飲食物の販売中止/鮭の人工授精の無料体験中止

谷根川で放流された鮭が戻ってきたことをお祝いし、柏崎さけのふるさと公園を舞台に開催されるのが「さけ豊漁まつり」です。このイベントは谷根川の鮭や増殖事業を周知する目的で、1986年(昭和61年)から毎年11月に行われてきました。

2022年度の「さけ豊漁まつり」はコロナ禍にあって3年ぶりの開催。本来ならば2日間開催されるところを1日に短縮し、感染防止対策のために飲食物の販売中止、鮭の人工授精無料体験も中止で行われました。

鮭鮮魚と鮭加工品の販売

さけ豊漁まつりで行われた鮭鮮魚、加工品の販売のテント

まつりでは谷根川で水揚げされた鮭の鮮魚や、谷根川産の鮭を100%使用した加工品などが販売されていました。

鮮魚販売ブースにあった値札一覧 イクラ売り切れの案内

ここで活きの良い鮮魚や魚卵を買うのが恒例の人たちも多いとみえ、のんびりと午前10時頃に着いた時には、すでに鮮魚もイクラも売り切れていました。

豊漁まつりで販売されていた谷根川の鮭加工品

実はあまり大きな声では言えないのですが…(いや、皆さんも薄々は気付いていますよね)ここで販売されている鮮魚や加工品たちは、増殖事業に役立ったあとの鮭が商品化されています。これも尊い命の有難い連鎖に他なりません。

メインイベントは次回の記事で

さて、「柏崎さけ豊漁まつり」の一番の目玉イベントといったら、大人も子どもも見ている人も一緒にたのしめる「鮭のつかみ捕り」です。私もこれが見たくてここまで来たのですが、先に谷根川や柏崎さけのふるさと公園の見所が多くて…。写真も多くなりましたので、ここで一旦前編として記事をアップしようと思います。

豊漁まつりの話も途中ですので、今回はコメント欄も閉じたままで失礼します。

後編へとつづく。

跳ねおどる鮭をつかみ捕れ!|柏崎市【さけ豊漁まつり2022】後編

跳ねおどる鮭をつかみ捕れ!|柏崎市【さけ豊漁まつり2022】後編

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そふぃあ
Posted by そふぃあ
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