【万人家 燕店】県央エリアに初出店した花びらチャーシューのラーメン店|燕市
コロナ禍にあって潰れゆくお店を見るのは辛いものですが、コロナ収束に向けて店舗の改装をしたり、大規模に再開発がされる様子を目の当たりにすると、今の現状を抜け出した先に希望があるのだと感じられます。この界隈もそんな場所のひとつ。
県道68号(燕分水線)脇の耕作地が整備され、2021年11月末にスーパーの「ウオロク燕店」が新規オープンとなりました。同敷地内には薬局や100円ショップ、クリーニング店などがあり、今年初夏になって新たに、駐車場の一角に新設される店舗がみられ、何ができるのか?と楽しみでした。
完成したのは、新潟市を中心に展開する「だるまやグループ」のブランドのひとつ「ラーメン
県央エリアに初進出!ラーメン万人家 燕店

1991年(平成3年)新潟市内に最初の店舗「紫竹山店」をオープンさせた、花びらチャーシューメンの元祖「ラーメン万人家」。現在では新潟市内4店舗(紫竹山店、中山店、大学前店、女池上山店)、長岡市内に1店舗を展開する人気ラーメン店となりました。
そして新潟県内6店舗目、県央エリア初出店となるのが、この度の「ラーメン万人家 燕店」です。店舗は燕市大曲にある「ウオロク燕店」の敷地内に位置するので、初めてでも迷わずに行けると思います。
店内の様子

プレオープン2日目(8月9日)の夕方5時半過ぎの初訪問。
平日ということもあり、店前に行列ができるほどではありませんでしたが、店内はほぼ満席に近い状態で賑わっていました。
雪国仕様で店内への入口は二重ドア。中待合のガラス一面には花輪の送り主の一覧が貼られていて、店内入らずして開店の賑わいが感じられるところでした。
店内は入ってすぐにカウンター席が8席、中央部に4人掛けのテーブル席が4脚、通路を挟んで道路に面した側に小上がりが3卓あり、我が家は店内最奥の小上がりに案内されました。
最初に店員さんによって運ばれてくるお冷、卓上に用意されているピッチャー、どちらも中身はレモン水というサービスが嬉しかったです。
卓上にはホワイトペッパー、醤油、酢、ラー油、そして陶器の中には粗挽きの唐辛子が用意されていました。
メニュー
私、何の予備知識も無く新規オープンのお店だからと浮かれ気分での初訪問でしたが、万人家さんの定番メニューは「背脂醤油らーめん」なんですね。県央地域のご当地ラーメンといえば、本家本元ともいわれる背脂チャッチャ系だというのに(笑)。
定番のほかは、丼を囲むようにチャーシューが盛られた圧巻の「元祖花びらちゃーしゅーめん」、トッピング全部のせの「特製」、ニンニクが効いてうず高く盛られた万人家名物の二郎インスパイア系「G麺」とボリュームのあるメニューが揃っていて、若い世代の利用者が多いのも頷けます。
また、プレオープン期間中はメニューを絞っての料理提供がされていました。

万人家の定番メニューいただきました

今回、万人家初心者の私がいただいたのは▲この二品。
料理は注文から10分程度待って提供されました。
背脂中華発祥の地に殴り込みをかけた(⁉)万人家の定番「背脂醤油らーめん」

らーめん(750円)
豚チャーシュー、モヤシ、小口の青ネギ、目の細かい背脂、醤油スープ。食べ慣れた「燕三条系」の背脂中華とはまた違った小洒落た感じの一杯が、万人家が提供する定番「らーめん」です。

万人家の代名詞ともいうべきが、この薄くて大きな花びらちゃーしゅー。上品に味付けされた肩ロースのしっとりと柔らかチャーシューが、通常メニューに4枚も入っているところが嬉しいですね。

食べ始め少し硬めに茹で上げられた中細麺。大盛りはプラス150円、特盛りはプラス250円で変更可能です。

豚のゲンコツなどを使って丁寧に煮出した動物系の醤油スープ。豚の旨みをたっぷり凝縮したスープの上に、細かい背脂がたっぷりとチャッチャされています。
背脂が甘くて美味しいスープなのですが、私には醤油の味が濃くてしょっぱ過ぎ。山盛りになっていたモヤシがあったので助かりましたが、それが無かったら麺は完食できなかったと思います。新規オープンのお店なので、厨房にはベテランスタッフが混ざって指揮をとっていたと思われますが、これが本来の万人家の塩梅なのでしょうか?
らーめんのお供に

チャーハン(300円)
らーめんメニューとは別の一枚もののメニュー表にあったので、「ラーチャン」にしてたのしみました。
外側はパラパラなのに口に入れると意外としっとり系。こちらは薄味に仕上がっていて、少し脂っこさがあるかな…と思いつつも、ラードの甘みのよく出たチャーハンでした。
万人家を検索してもチャーハンについて触れている人がいないようなので、もしかしたら燕店限定メニューですか?
ご馳走様でした
今回の飲食で、月末まで使える割引券を頂戴しました。
あと不思議だったのが、お店の暖簾が店内の方に向いて掛けられていたこと。まだプレオープン期間だったので、表向きに掛けられなかっただけなのでしょうかね?
割引券を握りしめ、また再び真相を確かめたくなってしまいました(笑)。
ご馳走様でした。(Tuesday, August 9, 2022)
餃子もだるまや

そして今回お邪魔したラーメン万人家燕店には、餃子の無人販売所が併設されていました。
1979年(昭和54年)新潟市の古町に創業した「だるまや」は、ラーメンと肉厚の餃子が評判のお店で、中でも餃子は年間200万個の販売実績を持つ人気サイドメニューです。

極上餃子1袋36個入り1,000円
近年は各地のラーメン店でも冷凍の自販機を設けるところが増えていますので、24時間好きな時に名店の味がたのしめるのは有難いと思います。
おしまいに
だるまやグループのブランドの中、ちゃーしゅうや武蔵やダルマ食堂にはお邪魔したことがありましたが、これまでお邪魔する機会の無かったラーメン万人家。燕市に新しくできたお店のお陰で初めて体験することができ、地元に愛される燕三条系ともまた違ったかたちの背脂醤油ラーメンをいただくことができました。
ラーメン万人家燕店はあと数日でグランドオープンを迎えるわけですが、万人家さんが提供するこのスタイルが燕の人たちにどう受け入れられるのか?新潟市から吹き込まれた新風によって互いに切磋琢磨し合い、老舗の多い燕の伝統あるラーメンがさらに活性化されることを願います。

ラーメン万人家 燕店
- 場所:新潟県燕市大曲521番地 ※Google Map
- 備考:2022年8月8日プレオープン/同年8月20日グランドオープン
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