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瓢湖水きん公園散歩と白鳥2022|阿賀野市

2022年03月02日

お出掛け
10
自然 6歳11ヶ月

2月の三連休中日は、Dawn太の砂浜陸上部を終えて午後から、白鳥の飛来地としても有名な阿賀野市の瓢湖水きん公園に遊びに行ってきました。

新潟県内にも蔓延防止措置が出ていた最中。我が家も含め、皆さん同じように屋外の気晴らしなら大丈夫と考えるためか、冬場の人気スポットはいつもと変わりなく大勢の人たちで賑わっていました。

瓢湖水きん公園

白鳥の飛来地として知られる阿賀野市の瓢湖。現在、湖の周囲は瓢湖水きん公園として整備されており、春には桜、夏には湖面いっぱいに咲くハスの花、旧水原町の花であったアヤメを鑑賞できるアヤメ園もあり、湖畔の遊歩道を散策しながら四季折々の自然風景を楽しむことができるとして、通年多くの人が訪れる憩いの場です。

公園の中心である瓢湖は、農業用水池として江戸時代の寛永年間の頃に造られた人造湖です。当時、池の形が瓢箪のようだったことから「瓢湖」と呼ばれました。明治・大正期には桜の名所として親しまれていたそうです。

瓢湖と水原の白鳥飛来地の石碑とDawn太

現在のように白鳥の湖として有名になったのは戦後になってからのことで、昭和29年(1954年)2月に世界で初めて野生の白鳥に餌付けを成功させたことで国内外から注目を浴びるようになり、同年3月に「水原のハクチョウ渡来地」として文化庁より国の天然記念物に指定されます。

また、平成2年(1990年)からおよそ10年の歳月をかけて「東新地」「あやめ池」「さくら池」が造成されて瓢湖水きん公園となり、平成17年(2005年)には国指定瓢湖鳥獣保護区に指定されています。さらに平成20年(2008年)にはラムサール条約の登録湿地となって現在に至ります。

5,000羽の白鳥が飛来する瓢湖

白鳥のオブジェと瓢湖の白鳥たち

越冬のためシベリアから飛来してくる白鳥たちは、毎年10月に入ると第一陣が訪れ、翌年の3月末頃まで瓢湖に滞在します。

飛来数は毎年異なりますが、大体ピークは11月下旬頃で、5,000羽を超える白鳥が訪れます。今シーズンのピークは2021年11月19日の6,255羽。これまで一番多かったのは2015年冬のことで、観測史上初めて10,000羽という数の白鳥が飛来してきたそうです。

お邪魔した前日の2月11日の飛来数は1,082羽とのこと。

湖面に佇む姿、飛び立つ姿、群れを成して頭上を舞う姿。間近で見ることができる白鳥たちの様々な仕草や表情は、いつまで見ていても飽きることがありません。

瓢湖にある白鳥のオブジェ

大きく羽を広げている白鳥

オブジェと同じように羽を広げる白鳥

雪山をバックに飛ぶ二羽の白鳥

山に積もった雪の白ともマッチする白鳥

白鳥よりも鴨の数の多い昼間の瓢湖

昼間は鴨率高し(笑)

コハクチョウのアップ

美人さん

羽づくろいする二羽の白鳥 黒い脚を上げて羽づくろいする白鳥

羽づくろい

湖の真ん中でシンクロするように羽づくろいをしている二羽の白鳥

シンクロで羽づくろい

羽を広げてバタバタさせている白鳥

羽をのばす

水を飲んでいる白鳥

給水中

並んでこちらを向いている二羽の白鳥

仲良し

右側の白鳥が頭を下げている時の鳴き交わしの様子 左の白鳥が頭を下げている時の鳴き交わしの様子

鳴き交わし

瓢湖に置かれている白鳥の形をしたゴミ箱

ゴミ箱も白鳥

白鳥のエサあります

白鳥の餌の販売所

白鳥の形をしたゴミ箱の隣には水鳥用のエサの販売所があり、ここで購入したエサに限って瓢湖の野鳥にあげても良いことになっています。

エサは1袋につき100円。中身は節分豆を彷彿とさせる大豆です。

観光客のまく餌に集まる瓢湖の水鳥たち

白鳥たちは日中、餌場である近くの田んぼに行って留守になるので、そんな時間帯にオイシイ思いをするのは、湖に残った白鳥以外の水鳥たちです。

観光客のまく餌に群れる水鳥たち

餌を持った人を見つけるのも早くて、風にのってあまり遠くまでは飛ばないエサを撒いた途端、今の人間界では許されないような超密状態になります(笑)

瓢湖全体にどんな野鳥が来ているのか、この一枚で把握できそうなほど様々な種類が写り込んでいます。

観光客の餌をもらう白鳥の幼鳥

そんな水鳥たちのおこぼれを狙うのは幼鳥組。

幼鳥のまだらな色をした羽の様子 幼鳥の羽のアップ

いまだ未熟な幼鳥さん。だけど真っ白になった成鳥には無い、まだらな羽模様も魅力的な年頃です。

地面のニオイを嗅ぎながら歩くDawn太

ボクにも何か美味しいもの落ちてないかな?

クジャク舎のモテないくん、まさかパパに!?

クジャク舎を見ているDawn太

瓢湖にいる水鳥の様子を一通り眺めたあとは、クン活の激しいDawn太を引きずって、瓢湖水きん公園内にあるクジャク舎へと向かってみました。

人や動物に対して敏感な白鳥とは違い、クジャク舎にいるインドクジャクは好奇心旺盛で、Dawn太の姿を見つけると近づいてくるのは毎度のこと。

クジャク舎の網越しにみるクジャク

あれ、クジャクの数が増えている?

現在クジャク舎では11羽のインドクジャクが飼育されており、そのうちの3羽は昨年9月に自然ふ化で誕生した幼鳥だそうです。

クジャク舎の金網越しに見たオス孔雀

実はDawn太が初めてクジャク舎を訪れ、モテないくんに出会ったのは生後5ヶ月の時のことでした。あれから6年余の歳月が流れ、あの日全く鳴けていなかったモテないくんも、立派に鳴けるモテ男になったのだろうと想像しました。

蓮と白鳥と孔雀とDawn太♪|瓢湖にて

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ペット同伴はマナーを守って

瓢湖水きん公園の入り口に貼られた犬飼さんへの注意書き

瓢湖水きん公園ではペットの入場制限がされていないため、ペット同伴で公園内を散策することができます。ただし、最低限のマナーは守らなくてはいけませんね。

あと、白鳥はとても臆病な鳥ですし、ペットが水鳥の糞を踏むことで健康トラブルを引き起こす可能性が無いともいえませんので、お互いに十分な距離が必要になるのではないかと思います。

いつも一緒に行動しているDawn太ですが、写真を撮るために柵近くまで行くのは私だけで、Dawn太は丼父さんと遠巻きに遊歩道を散歩しているだけなんです。

可愛い子を発見して嬉しそうなDawn太

あ!可愛い子が来るよ

可愛い子を見ているDawn太

我が家と同じように、ワンコ連れで白鳥を見に来られたご夫婦が向こう側から歩いていらっしゃいました。だけど同伴の可愛い子、大きなDawn太が怖いらしく、足が止まったまま動かなくなってしまったんです。

瓢湖で会った可愛いワンコ

往路は飼い主さんに抱っこされてすれ違いましたが、復路で再び会った時はちょっと引きつった表情を見せつつも、自分で歩いてDawn太とすれ違って行きました。

体は小さくても、大きな勇気を秘めた可愛い子でした。

おたのしみはこれから

丼父さんのトイレ待ち中のDawn太の後ろ姿

トイレに行った丼父さん待ち中の忠犬Dawn太(笑)

雪山をバックに瓢湖に向かって飛ぶ二羽の白鳥

野生動物が凄いと思うのは、とても正確な体内時計を持ち合わせているということでしょうか。
瓢湖に戻ってくる白鳥の数が多くなってきたので時刻を確認すると、すでに私たちは1時間以上も湖畔散策をしていたようです。

思う以上に時間をかけて瓢湖水きん公園内を散策し、冷たい湖畔の風にすっかり冷えてしまったので、飼い主たちはここで順番にトイレタイム。これから始まる冬の瓢湖ならではのイベントに備えました。

瓢湖の湖畔に立つDawn太

これから白鳥のシーズンにだけ1日3回行われるイベントが始まるよ。
続きの記事アップまで、白鳥さんくらい首を長くして待っててね!

Saturday, February 12, 2022|Dawn太 生後2,546日

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そふぃあ
Posted by そふぃあ
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※撮影した写真の著作権は放棄しておりません。画像のお持ち帰りは固くお断りいたします。

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コメント(10)

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NOB  

2022/03/02 (Wed) 20:30

白鳥で有名な所なんですね!
動物園で見たぐらいかな・・・
ましてや飛んでる姿なんて見た事ない・・・(;^_^A

首を長くして待ってますよ!
身長伸びるかな・・・(笑)

うしかい座  

2022/03/02 (Wed) 21:33

瓢湖

こんばんは。

有名な飛来地だけあって、多くのハクチョウが見られて良いですね。
雪山バックの飛翔、新潟の山という感じがして良いです。
いろんな場面を撮られていて、コメントと共に楽しませていただきました。
餌の時間は密ですね。(笑)
色んなカモがいて、見ていて飽きないと思います。

さえき奎(酒とソラの日々)  

2022/03/02 (Wed) 21:53

瓢湖の白鳥は有名ですよね。
このように、白鳥と様々な水鳥が群れている光景は猪苗代湖で見たことがあります。
Dawn太のためということもあるんでしょうが、ここ二、三年は武漢肺炎のせいにして、冬は極端に出不精になってしまった私からすれば素晴らしい行動力だといつも感嘆しています。

そふぃあ  

2022/03/03 (Thu) 08:29
そふぃあ

To NOBさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

白鳥が見られるという環境も、地域によって様々なのですね。
普段から冬の田んぼに当たり前にいるので、そんな風に考えていなかったです。

続き、なるべく早めに仕上げたいと思います(汗)

そふぃあ  

2022/03/03 (Thu) 08:35
そふぃあ

To うしかい座さん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

白くなった雪山の前を飛ぶ姿、私も好きで毎回狙うのですが、なんせ望遠が足りなくて(汗)
冬には白鳥や鴨、夏にはヨシゴイが訪れるとして、鳥好きな方々も多く集まるところです。
そんな方々はみなさん、バズーカのようなレンズ装備で撮影されています。

いろんな種類の鳥がいて、みんな個性豊かなのでずっと見ていられます。
拙い写真ばかりですが、数だけ並べて雰囲気だけでも伝わってくれたら幸いです。

そふぃあ  

2022/03/03 (Thu) 08:40
そふぃあ

To さえき奎さん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

県内いろいろと白鳥の飛来地がありますが、中でも一番は瓢湖だと思います。
猪苗代湖も大きな湖ですから、いろんな水鳥が集まるのでしょうね。
また県外を自由に行き来ができるようになったら、冬の猪苗代湖にも行ってみたいです。

実はコロナ以前は、週末は県外遠征が殆どで、県内をゆっくり観光する時間も少なかったんですよ。
関東遠征が多かったので、事情を良く知らない他県のお友だちから「よく新潟の方に行かれてますね。」と言われたことがあるくらいです(笑)
コロナの流行によって、ここ2年ばかりは行動範囲が県内に絞られただけのことです。

ささにしき  

2022/03/03 (Thu) 11:26

こんにちは♪

瓢湖は渡り鳥で有名なのですね。
白鳥だけでも1万羽の年が、とは凄いですね。
頭が赤茶色の野鳥は初見のような気がしますが
凄い数ですね。何という野鳥でしょうか? 
当地にも伊豆沼という野鳥の飛来地があります。
食事をとりに周辺の田圃に群れを作って食べている光景に
よく出会います。
朝夕見られる整然と並んだ雁行もイイものですね。
そろそろ北帰行の時期が・・・とチョッピリ寂しいです。

駐在おやじ  

2022/03/03 (Thu) 14:35

そんなにたくさんの白鳥がくるところなんですね
6千羽って 多すぎて ピンとこないです wwww

ところで僕の環境が悪いのか クジャクの辺から 写真が出てこないです ><
再表示しても一緒でした。 たまたまかもしれませんが 一応お知らせします

最低限のマナー そうですよね
白鳥だけでなく 鳥にとって 犬や猫は 怖いですもんね
みんな鳥を見に来てるのに そこにダイブなんかしたら・・・・・・・
(こっちなら やる人居そう・・・・・・)

すごくいい対応だと思います ^^

  駐在おやじ

そふぃあ  

2022/03/04 (Fri) 08:37
そふぃあ

To ささにしきさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

瓢湖は県内でも有数の白鳥飛来地です。
近年は多い時で平均して5,000羽前後が飛来してくるようですが、鴨はその10倍くらいの数いるので、昼間は鴨湖のイメージが強いです(笑)。

頭が赤茶色の野鳥はホシハジロだと思います。
瓢湖ではポピュラーに見られる水鳥ですよ。

伊豆沼、ちょっとググってみました。
瓢湖と同じように、冬は水鳥、夏はハスの花が咲くようですね。
このあたり、もう何年も前から旅行に行きたいといいながら震災が起こってしまい、いまだに出掛けられずにいます。
良いところにお住まいだと思います。

こちらでも、田んぼにエサを探す白鳥の姿は冬の風物詩になっています。
2月中旬を過ぎる頃、また北へと旅立つ姿を何度か確認しています。
春は別れの季節…ですね。

そふぃあ  

2022/03/04 (Fri) 08:53
そふぃあ

To 駐在おやじさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

毎年同じ群れがやってくるようで、多くの白鳥がここで越冬していきます。
私はピーク時に瓢湖に行ったことがないのですが、多い時には、朝晩は湖面が真っ白になるほど白鳥がいるのだと思います。

マナーの問題はペットだけでなく、人間も同じだと思います。
今はみんな手に手にスマホの時代ですので、過去に白鳥の写真を撮ろうと柵から腕を伸ばし、そのまま池の中にスマホを落とした観光客がいました。
当然、水鳥たちは一斉に暴れて飛び立って大変でしたよ。

画像表示の件、お騒がせして申し訳ないです。
私のPC環境では全て画像表示されています。
しかしこの記事では無いのですが、実は私も昨日、過去記事の写真が全く出て来ないところがあって焦りました。
ある程度の時間が経過したら、また元通りに表示されていたのです。

https://fc2information.blog.fc2.com/blog-entry-2195.html

↑ こんな風なアナウンスもありますし、裏で運営さんが作業されているのかも知れないですね。