新生活
人生最大(多分)の大断捨離まつりを終え、鄙びた昭和の住宅街から、閑静な令和の住宅街へと引っ越してきました。ライフラインやネット環境も整い、住所変更などの手続き、荷解きも終わって少しずつ普段の生活が戻りつつあります。
ブログ活動も少しずつ再開できたらと思っていますので、また宜しくお願いいたします。
ありがとう!築56年のボロ家
以前の住宅は丼父さん兄弟たちが育った築56年のとても古い家屋でした。丼父さんは長男ということもあり、結婚後の私は当たり前のように義理の両親と同居し、その家で30数年過ごしてきました。
幼い長女を連れて2年ぼど転勤先で暮らしたことがありましたが、週末毎にこの実家に帰るような生活が続き、義理の両親が建てた家がずっと私たちの居場所でした。
中越地震・中越沖地震の時には震度5強、東日本大震災の時にも震度4を食らいましたが、何とか持ちこたえてくれたボロ家。幾度の震災に耐えたボロ屋も、台風や冬の大風の日はガタガタと横揺れが激しく、次に大きな地震がきたら潰れてしまうのでは?という、恐怖のようなものを感じるようになっていました。
数年前に義父が亡くなり、残された義母も自宅での生活が困難になって施設への入居が決まった矢先、自分たちにとって生活するのに良さそうな場所に偶然見つけたのが今の住宅です。
そこからは大きな買い物をする諸々の手続きはもちろんのこと、魂抜きをして仏壇を引っ越さなければいけないなど、今まで経験したことの無い様々な作業が目白押しで、丼父さんは胃薬、お気楽な私でさえカモミールティーが手放せない日々でした(笑)。
業者さんによる初めての引っ越し
たった1度きりの経験だった転勤の時は、必要最小限の物だけを持って、義理の両親と私の両親も手伝ってくれて家族に頼りっきりの引っ越しでした。子どもたちが自立して家を出ていく時には私たち親が手伝って荷送りしたので、私自身、引っ越し業者さんを頼んでの引っ越しは全くの初めてのことになります。
ハウスメーカーさん繫がりの引っ越し業者さんが2社あって、ハウスメーカーさんの紹介で料金2割引き・ダンボール30箱まで無料とあったアートさんにお願いしました。申し込みをした数時間後に連絡があり、後日、見積などの打ち合わせを行いました。
打合せが終わったその日にアートの営業さんから荷造り用のダンボール箱や布団袋をいただいたので、引っ越しまで余裕を持って荷造りすることができて助かりました。(引っ越し3週間前でした。)
アートさんというと、詰めればOKの「エコ楽ボックス」が有名ですよね。私は食器用のエコ楽ボックスを使わせてもらいましたが、本当に荷造りが楽になります。
ただ、5箱と決められた数しか割り当てがないこと、家庭によって使用している食器は様々なので、梱包用の形状が足りないものや余るものが出てきてしまうのも確かです。私は持って行く食器も随分と減らしましたので、余った場所には小さい食器を新聞紙に包んで入れて丁度良い感じで収納できました。しかし、家族が多くて食器の数も多いご家庭だと入りきらず、新聞紙などに包んでダンボール箱に詰める作業が必要になるようです。
涙雨?のなか新居へ
前日までは好天で、Orionとも歩いた懐かしい散歩道をDawn太と長い時間をかけて散歩などして思い出にふけっておりました。ところが引っ越し当日、悪い天予報はピタリと当たり、朝からひと雲荒れのような天気が繰り返されるという…(泣)。
我が家の引っ越し予定時刻は午後2時頃から。冷たい雨は止むことなく、少し風も出て作業ができるのか心配なくらいでした。
荷物の運出
予定の2時を少し過ぎたころ家の前に大きなトラックが停まり、作業されるスタッフさんが3人降りて来られました。
自己紹介の後、家に入って運び出す荷物の確認。皆さん若いスタッフさんばかりでしたが、とても頭が良くて作業もテキパキとされるので、荷物極少の我が家の場合、1時間もすると荷物の運び出しは完了してしまいました。
ここでも活躍するのがエコ楽ボックス。テレビも電子レンジもボックスに入れて蓋をして運んでしまうので、作業の大幅な時短になっているんですね。
搬出の際、10年ほど使ったドラム式の洗濯機をこのまま移動させると壊れる可能性があるとアートの担当さんから指摘があり、新居に持ち込むのを断念して新しく購入することになりました。引っ越しの専門業者さんですけど、家具から家電製品まで、関連商品を幅広く取り扱っておられるので、カタログから選んで引っ越し当日、または後日配達などしてくださるサービスも充実していて驚きでした。
荷物の搬入
新居に到着すると、まずは家の中の至るところが養生され、今さっき積んできたばかりの荷物が次々と各部屋に運ばれていきました。
予めダンボールに荷物の行き先を書き込んでおけば最初に指示した部屋に確実に運んで下さるので、私はキッチンに運び込まれた食器類の取り出しに専念しました。
そう!お借りした食器用のエコ楽ボックスは引っ越し当日にお返ししなくてはいけないので、とにかく不慣れな新しいキッチンの至るところに皿、お椀、コップの山(笑)。これもかなり整理して絞り込んだ一軍選手たちばかりなので、食器類の多いお宅の場合はさぞ大変な作業になると思いました。
そんな苦労の矢先、今回一番気がかりだった私の嫁入り道具の鎌倉彫を施した箪笥が無事に予定していた部屋におさまったと知り、自分の中での引っ越しの8割方が済んだような気分になりました。さすが、引っ越し専門の業者さんだけありますね。
現地到着から1時間半もすると、持参した荷物は全て新居の各部屋に運び込まれました。
新生活のはじまり
アートさんが帰られた後から少しばかり荷解きを始めましたが、引っ越し当日はまだガスが不通のため、この日の夜は外食し、その足で市内の温泉施設で疲れを癒しての帰宅になりました。

環境が変わって夕飯食べん丼(笑)
まだテレビもダイニングテーブルも届く前なので、何だかとっても殺風景な部屋の中。
Dawn太の居場所だけはつくったけれど、飼い主の事情でいきなり環境が変わり、Dawn太の警戒レベルもマックスでした。
順調だった荷解き

のんびりと3週間かけて詰めた荷物は、市役所への転入届、警察や銀行・郵便物への住所変更手続きと並行し、引っ越し後3日のうちに片づけてしまいました。
だって、ダイニングテーブルが届くまでに、ダイニングに積んだ箱を撤去しておきたかったのでね。

残りものはここに入れるのよ!
引っ越しの当日は業者さんが来る直前まで必要なものも多くて、とりあえずダンボール箱の中に入っていれば運んでもらえるということだったので、▲最後の最後まで使っていた物や入れ忘れ品など詰め込める箱を作っておきました。
全てが終わった後に改めて見ると、当日の慌ただしさと(マジックがかすれて字も薄くなっているし)自分の大雑把さに苦笑していました。

アートさんは使用済みダンボール箱の回収サービスもあるので、引っ越しの際に買い替えになった洗濯機が搬入される水曜日に、一緒に空ダンボールと使用済み布団袋を引き上げていただきました。
快適なはずの新居であれこれ戸惑う
今時の住宅なので家の中もほぼバリアフリーで生活し易いのですが、生まれてこの方ずっと昭和の家に住んでいたため、自分が新しいスタイルの家屋のクセのようなものが把握できなくて、あれこれ戸惑うことも多々あります。
お風呂場に換気扇など無い古い木造家屋の時は、真冬でも窓を少し開けておけば浴室内もすっかり綺麗に乾いてくれたのに、憧れだった今時のユニットバスの場合は窓の換気だけでは不十分で浴室が常に乾ききらない状態だとか。(時間があれば拭き上げ仕上げ&24時間換気しています。)
何の疑いもなく備え付けのキッチンボードの上で炊飯したら、Wおどり炊きで大量に水蒸気が上がった瞬間に家庭用火災報知器が作動してくれたりとか…笑。(2度目からはキッチンカウンターの換気扇に近い場所で炊飯しています。ワークトップの奥行が深めなので、ここで炊飯しても調理OKです。)
もっと大きくても良かったかも

我が家は物持ちが良いというか(笑)これまで居間で使っていたテレビは、地デジ放送が始まるからということで買い替えた32型のテレビでした。
新居に移るにあたり今まで使っていたテレビは寝室に置くとして、新しくリビングに置くテレビを調べていると、ここ10年くらいでテレビ事情が大きく変化していてビックリ。何畳という区切られた部屋でなく、LDKという広い空間から見るテレビは画面の大きなものが主流になり、しかも枠も奥行きも薄くなっているので、一昔前と同じ大きさを選んだとしても画面が大きいんですね。
とりあえずほどほどの50型を購入してみましたが、実際に部屋に置いてみると60型くらいでも良かったのかも知れないと思いました。
年が変われば間もなく始まる北京2022冬季五輪。4K放送でテレビ観戦するのが楽しみです。
新しい散歩道

引っ越し後はじめて晴れた朝の風景
引っ越し当日からしばらく雨の日が続いていました。ようやくお天気が回復したのは9日の木曜日のこと。日中は気温が上がる予報の日でしたが、早朝は気温も低く一面に濃霧が発生していました。
新しい散歩道は、ポケットに偲ばせたスマホの「ポケモンGo!」の画面マップが頼り(笑)。住宅地を抜けてある田んぼの広がる場所まで差し掛かった頃、よやく空は薄っすらと明け始め、田舎の光景の美しさにしばし足を止めて見入ってしまいました。
引っ越す直前までは「もうこの景色を見ながら散歩できなくなるのかぁ…。」と、長年歩き慣れた散歩道の光景を眺めながら寂しく思ったものでした。しかし、新しい場所には新たな景色が広がる。またDawn太と散歩しながら、素敵な四季の光景を探していこうと思った瞬間でした。
おしまいに

明かりがたっぷり入るリビング
この土曜日にカリモクさんのダイニングテーブルが届いて、生活に必要なものがようやく整いつつある我が家。新居も何度か掃除し、新築のゴミっぽさのようなものが無くなりつつあります。
あとは家の中に少しずつ緑を増やしていきたいところですが、今のところは生活するのに精一杯なので、それはまた追々と。
気が付けば近くのスーパーにはお正月用品が並ぶようになり、あれこれ急に変わってしまった2021年も終わりが近いことのだと実感します。実家の方ではずっと大掃除しながらの引っ越し準備でしたので、今年は年末にかけて少しのんびりしようと思います。
それにしても長い人生の中、こんなにいろんなことが一度に変化する年というのがあるものなんですね。
昨日(13日)発表された2021年「今年の漢字」は「金」。
飛ぶようにお金が出て行った我が家にもピッタリな一文字だと思いました(笑)。
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