鳥屋野潟公園に咲く曼珠沙華(彼岸花)

新潟市内に所用があった秋彼岸直前の日のこと。この時期なので何処かで曼珠沙華が咲いている場所は無いか?と検索してみると、お馴染みの鳥屋野潟公園がヒットしたので向かってみることにしました。
更新が1ヶ月以上遅れているので随分と記事の鮮度が落ちてしまっていますが(笑)、秋彼岸の頃にタイムスリップした気分でお付き合いいただけたら幸いです。
鳥屋野潟公園(女池地区)

自然豊かな鳥屋野潟の周辺に広がる新潟県立鳥屋野潟公園。県立図書館や自然科学館がある「女池地区」と、新潟市産業振興センターに隣接する「鐘木地区」、ビッグスワンやエコスタジアムといったスポーツ施設に隣接してある「スポーツ公園」の3つのエリアで構成されている県立公園です。
各エリアはそれぞれに独立しており、管理棟なども別々に置かれています。

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鐘木地区ならびにスポーツ公園は、過去にイベントでお邪魔したことがありましたが(上記ブログカード参照のこと)、残る1つの女池地区は、新潟市内で生まれ育った私にも初めてお邪魔する場所になります。隣接する自然科学館や県立図書館には、これまで何度かお邪魔したことあるのですけどね。

鳥屋野潟公園女池地区の広さは6.6ha。鳥屋野潟公園3つのうちでは一番規模の小さな公園になりますが、自然科学博物館や県立図書館からバリアフリーの遊歩道が整備されているので、施設を利用しがてら散歩される方も多いのではないかと思います。
綺麗な芝生広場も整備されていますが、犬を放って遊ぶことは禁止されています。
女池地区の展望台裏に咲く曼珠沙華

公園内には散策路が整備されており、そこを歩いて行くと「足元にご注意ください」と書かれた案内板がありました。
あっ、案内板の奥に赤い花が!

場所的には展望台がある裏手一帯で、女池地区の曼珠沙華が群生して咲いている様子が見られます。
さまざまな呼び方を持つ曼珠沙華

実は足元注意の看板には、「彼岸花」「ヒガンバナ」「曼珠沙華」「リコリス」と、さまざまな呼び方でこの赤い花が紹介されています。
私は「曼珠沙華」という呼び方が一番好きなので本文中でもそう呼んでいますが、曼珠沙華は全国各地で数百から千種類もの呼び方を持つ花なのだそうです。

一例としては、真っ赤な花色やその形から「火事花」「灯籠花」「狐の松明」「龍爪花」など。花と葉が一緒に見られないので「葉見ず花見ず」。その他に「剃刀花」「蛇花」など、いろいろな名で呼ばれています。
彼岸の花

新潟県内ではこんな風に曼珠沙華の群生を見られる場所も少ないのですが、お寺の入口や墓地、田んぼの畦などに咲いているのを見掛けます。
有毒植物として知られる曼珠沙華の呼び方の中には「毒花」「痺れ花」「地獄花」「子捨て花」などの怖い名前もあり、「食べたら彼岸(=死)に行く」というので「彼岸花」という名前であるという説もあります。

それもあって、私は「赤い花」を意味する曼珠沙華の呼び方が好ましいかな…と個人的に思うのですが、時期が来ればスッと茎を伸ばし、お彼岸の時を知らせるように咲いてくれる律儀者としても好きな秋の花です。

ウチの庭の曼珠沙華
何故か今年は8月の末に咲き終わってたけどね…。
鳥屋野潟を一望できる展望台

一通り曼珠沙華の撮影をしたあとは、その足元に曼珠沙華を咲かせていた公園の展望台上へと向かいました。

貸し切りだよ!
高さにしたら家の一階分ほど上がっただけですが、僅かに目線が高くなるだけで景色が一変するので、是非とも上がっていただきたいポイントです。

見下ろす水辺の広場では、この日のイベント「パーク ヨガ」が開催中。
しっかりと距離を保って感染症対策がされながら、ゆったりとした気持ちで朝のヨガタイムを楽しむのも贅沢な休日の過ごし方ですね。

そして、その向こうには鳥屋野潟とビッグスワン。自然のたのしさと安らぎを感じられる公園散策でした。
おしまいに

新潟県内の曼珠沙華で有名なところといったら、長岡市内にある「雪国植物園」が筆頭にあがるのではないでしょうか。しかしこちらはペットの入場が禁止されているため、遠い昔に一度行ったきりになっている我が家です。
急遽探し当てた鳥屋野潟公園でしたが、思う以上にたくさん咲いていた曼珠沙華は時期的にも見頃で、艶やかな赤い花がとても綺麗で癒されました。
このあと「県庁の森」に咲く曼珠沙華も見に行ってみようか!という話になっていましたが、鳥屋野潟公園だけで満足してしまったので、その後の目的地は大きく変更され、またあらぬ方向へと向かうこととなりました(笑)。

鳥屋野潟公園周辺はドングリの木も多く、可愛い実を付ける姿にも秋を感じました。
Sunday, September 19, 2021|Dawn太 生後2,400日