【手打ちラーメン万太郎 妻有SC店】十日町にこだわった燃えるようなタンタンメン|十日町市
今年3月、まだ雪が残る頃にはじめてお邪魔した十日町市に店舗を構える人気ラーメン店「手打ちラーメン万太郎」さん。
予習も無しに飛び込んだお店だったので、当時の私は塩ラーメンなどいただいておりましたが、実は万太郎さんには近年開発されたご当地ラーメンがあったと知り、食べ終えて間もない頃から「次回は是非!」と、再訪の日を狙っておりました。
あの日から半年。リベンジで食べたラーメンは、辛くて熱くて火が出そうな、丼から特製の十日町が詰まった一杯でした。
再訪!手打ちラーメン万太郎 妻有SC店

半年ぶりにやって来たイオン十日町店。万太郎さんの店舗はイオンが目印の十日町妻有ショッピングセンター内にあります。
雪国仕様でショッピングセンター内の店舗同士がアーケードで繫がっているので、雨や雪の日でも濡れずにお店移動できるので便利です。3月に改装中だった場所にドン・〇ホーテがオープンして若者で賑わっていたのが印象的でした。

板場家がラーメン一家であるという話、お店についての話は前回にしているのでブログカードをご参照いただくとして、駐車場に着いたら1人、また1人と入店して気になるので、早速お店にお邪魔してみます。

手打ちラーメン 万太郎 妻有SC店|十日町市
お金と同じであるところにはあるものですね!最寄り駐車場にはまだ5mほどの除雪のひと山が残っていてビックリでした。...
店内の様子
雪国仕様で二重ドアの万太郎さん。最初のドアを入った場所にタッチパネルの券売機があります。

おぉ!以前にはなかった丼がこんなところに飾られている。ドキドキ、ドキドキ(笑)

大きく6つに項目分けされているのでメニュー選びもスムーズです。
今日の私は「ラーメン」の項目を開いて、目的のメニューをポチ!

実はこの日も私たちは昼食兼夕飯のラーメンなので、入店時刻は午後3時頃でした。こんな時間帯なのに店内には遅い昼食の方々がまだまだいらっしゃり、私たちが前回と同じ席に案内された後からは、テーブル席がいっぱいになるほど入店客が何組もあって驚きでした。
席に座ると10分も待たずして、我が家の料理が提供されました。
手打ちラーメン万太郎が提供する、十日町のうまいもんが詰まったご当地ラーメン「火焔タンタンメン」

火焔タンタンメン(910円)
2012年(平成24年)に町の活性化を目指して誕生した十日町の新ご当地ラーメン「
越後妻有地域の特産食材をふんだんに盛り込んだ火焔タンタンメンには基本ルールがありますが、十日町ラーメン会の有志による各店で提供するスープと麺をいかしつつ、工夫を凝らした形でメニュー化されてきました。
【食材の基本】越後妻有地域の食材を使う

具材にはブランド豚の妻有ポーク、雪下人参、エリンギ、青梗菜、神楽南蛮、ひまわり油など、越後妻有地域の特産食材が使われています。
大量の白髪ネギによって隠れて見えませんが、少しトロミのある肉味噌の具材に雪下人参が使われていたのがユニークでした。

トッピングの蓮根チップは見た目と食感のアクセント。存在感のある角切りエリンギは、キノコ特有の風味と弾力のある食べ応えが良かったです。

ひまわりラー油使用の真っ赤なスープ
万太郎さんが提供するラーメンスープには白ごまが浮いているのが常ですが、タンタンメンの場合も練りごまを使ったタイプではなく、ラー油の上にさらっと白ごまが振られただけのタンタンスープに仕上がっていました。
これは提供する各店舗のスープの特徴を活かすためだそうで、夏の観光地である津南のひまわり畑をイメージしてもらえるよう十日町特産のひまわり油を使ったラー油や、ご当地スパイスともいわれる神楽南蛮が使われているのが大きな特徴です。

中盛・大盛まで無料増量できる自家製杵打ち麺
私にはちょっと辛過ぎるくらいのスープをからめるのは、万太郎さん独自の杵打ち製法による太麺。強いコシと弾力があり、食べ始め硬めに茹であがっているのも良いのです。
勢いよく啜りたいところですが、ちょっと油断するとむせてしまう辛さなので、決して啜ることなく、最後まで用心して用心していただきました(笑)。途中で食べる甘味を感じる青梗菜にホッとします。
【器の基本】火焔模様を施した妻有焼の特注丼

越後妻有地域の食材に拘った火焔タンタンメン。実は拘りは料理だけにとどまらず、料理を盛る器にも大きな拘りを感じられる一杯なのです。
十日町にある笹山遺跡は国内で唯一、国宝指定の火焔型土器が出土した地として知られています。そこで、地元十日町の土を使った火焔模様の妻有焼きの丼を使用し、さらに十日町らしさを演出するという力の入れように頭が下がります。

ちなみにこちらが▲十日町市博物館に展示されている国宝「火焔型土器」の高精細レプリカです。(※撮影可)

およそ5,000年もの昔、この地域に住んでいた縄文人が好んで作っていたという火焔型土器。現代になり、その子孫かも…と思われる人たちの手によって新たに生み出された丼でいただく地元の幸は、ご当地らしさいっぱいで特別なものに感じられました。
ごちそうさまでした。
おしまいに
十日町のラーメン業界を盛り上げていこうという、手打ちラーメン万太郎のご店主の思いが詰まった「火焔タンタンメン」。1つ1つの食材を上手く活かし、辛いながらも味わいの中に旨味があり、またあの辛さに無性に会いたくなるような、そんな中毒性まで潜んでいる一杯でした。
以前、神楽南蛮を食べてお腹を壊した経験があり、初回訪問時に自分の選択肢から外した火焔タンタンメンでしたが、今回食べてもお腹の調子は変わらなかったので、もっと早くに出会いたかったラーメンでした。
お腹がいっぱいになったあとは本物の火焔型土器を見に、こちらも再訪となる十日町市博物館へ行ってみようとおもいます。

手打ちラーメン 万太郎 妻有SC店
- 住所:新潟県十日町市上島丑735-8(十日町妻有ショッピングセンター内)※Google Map
- 備考:2010年2月27日リニューアル
Saturday, September 18, 2021
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