【犬の暑さ対策】人間用の「首もとひんやり氷結ベルト」が中型犬にジャストサイズで重宝しています
残暑お見舞い申し上げます。
連日、身体に堪える厳しい暑さが続きますね。人間も暑いですが、毛皮を着て汗もかけず、体温調節が苦手なペットたちは、もっと暑いのだろうと気の毒に思ってしまいます。
上手に暑い時期を乗り切ってくれるよう、私もDawn太の暑さ対策など考えていますが、毛皮族の快適温度は22℃ともいわれ、人間と共に暮らすには、例え人間が快適と思える空調の効いた部屋の中にいたとしても、もう少し対策が必要になってくるようです。
Dawn太に行っている暑さ対策
- 散歩は朝晩の涼しい時間帯に
- 水分補給
- 隠しバリカン
- クールダウンアイテムを使う
- 家まわりに日陰をつくる
- 水を使う
散歩の時間と水分補給
Dawn太は外でしか用を足せない子なので、気候が良い頃だと朝晩だけでなく、昼や夜にも散歩に出ます。夜の散歩は丼父さんが行ってくれて、これは殆ど丼父さんの楽しみの日課でもあるのですが(笑)
私と出る昼散歩は、普段なら軽く20分くらい歩いてきます。さすがにアスファルトが焼ける真夏の時期は昼散歩もなくなり、土のある裏に出て用を足すのみになります。
幼い時は何処に行っても名水をたっぷり飲んでくれたDawn太でしたが、大人になるにつれ、家に居る時は自分から水を飲むということが少なくなりました。
普段はドライフードにたっぷり水を入れての食事。暑い時期には薄めたヤギミルクを数回与え、強制的に水分補給してもらっています。
見えないところが刈り上がっています
犬種によって被毛の長さや質は様々です。それぞれ必要があってその毛並みがあり、それによって体を守っているわけですが、全身をビッシリと被毛で覆われている子は、暑くなるとどうしても体温が籠りやすくなるため、Dawn太は熱中症になった際に冷やすと良いといわれる部分(脇の下と内腿の付け根)それプラス、お腹の下に多めに隠しバリカンが入っています。
そして、毎年夏にバリカンをする度に悩むのが、パッドの毛です。全身に汗腺があって汗をかく人間とは違い、犬の皮膚には汗腺が殆どなく、鼻先やパッドに僅かにあるのみです。僅かに汗腺のあるパッドの毛をすっきりさせて、少しでも涼しく感じてもらえるのか?パッドが剥き出しになることで、熱くなったアスファルトを歩かなければいけない時に負担にならないのか?いつもこの二つの疑問と格闘しています。
暑い国に住む猫の足は、地面の熱から守るため、パッドの毛がボーボーだと聞いたことがあって悩みは深くなり…。今年も悩みながら、Dawn太のパッド毛は、二週間に一度ツルツルにされています。
いろいろ使っています冷え冷えグッズ
犬のクールグッズは様々出ていますね。
Dawn太も就寝時のバリケンにはクールベッドを愛用していますし、日中はクールベッドにプラスして、放熱効果の高いアルミを使ったプレートの大判二枚敷で、ゴロ寝した時に全身が冷やせるようにしています。
散歩していて不思議がられるのが、犬に服を着せていること。夏場ですと「暑がりの犬に服なんか着せたら、もっと暑いんじゃないか?」と思っていらっしゃる人もあるようですが、今は着るだけで2~3℃温度が下がってくれる素材の服があり、さらに濡らして着せればマイナス5℃近くになってくれ、手軽に暑さ対策ができるのです。
また、蚊を寄せつけにくい加工を施したモステクト素材もあり、異なった素材を組み合わせた服は、涼しくてフィラリア予防にも一役買ってくれて有難いアイテムなのです。
Dawn太のネックは首回りでした
…と、ここまでいろいろと書き綴ってきたDawn太の暑さ対策ですが、実は、暑い時期のDawn太で一番気になるのは、オツムの温度でした。同じ環境の中、同胎三兄弟で遊んでいても、Dawn太だけ頭の温度が異様に高くなっているのです。
Dawn太の場合、一番冷やさなければならない体の部位は、頭(首)なのでしょうね。
犬も首を冷やすと良いという話は、以前からネットを通じて情報としては知っていましたし、犬用のネッククーラーが市販されているということも知っていました。しかし、田舎に住んでいるので、気軽に行ける範囲に充実したペットショップが無いのが現実です。あるのはホームセンターのペットセンターのみ。ネッククーラーを求めて出掛けてみますが、案の定、空振りに終わりました。
その同じホームセンターで、自分用の冷感マスクなど探してウロウロしていた時、あら!これは使えそう…という商品を見つけ、丼父さんと二人、見本として出ていた商品をしばし眺め、手に取って検討会。
ボーダーコリーは、子ども用120㎝サイズの洋服がジャストサイズで着られるなど(タンクトップのようなもの)、意外と人間のものが代用できたりするサイズなのです。
購入したのは、アイスノン 首もとひんやり氷結ベルト

アイスノンでお馴染み、白元アースから発売になっている、首もとひんやり氷結ベルトです。
コスパが良い

犬用ネッククーラーを検索してみると、お値段は軒並み4ケタを下らないです。しかしこちらの首もとひんやり氷結ベルトなら、1つ800円前後で購入できます。私が購入したホームセンターでは、税抜き価格670円の値札が付いていたと記憶しています。犬用に比べてお値段半分以下でも、機能はバッチリです。
サイズ的にも良い

開封してみると、中には4包構造になった氷結ゲル2本と、専用のカバーが1枚入っています。
氷結ゲル本体は長さ43~44㎝、幅5㎝ほど。専用カバーは7㎝幅になっており、8㎝長さのマジックテープ部で首回りの長さ調節可能になっています。最長で首回り50㎝まで対応できるようです。
ヒンヤリが長持ち
氷結ゲルを5時間冷凍させてから、専用カバーに入れて使います。
体温が38℃と高い犬の首に巻いて使っても、最初の2時間はゲルもカッチカチのまま。その後、次第に溶けて柔らかなゲル状の触り心地になりますが、冷たさだけなら4時間近く保ち続けると思います。
氷結ゲルが2本あるので、交互に使えて、ずっと首元クールが持続できます。
犬の首はここを冷やして
人間は首の後ろ側を冷やすと気持ち良いですが、犬は首の前側に動脈があるので、保冷剤を使う場合は前側に持ってくるのが良いそうです。

首もとひんやり氷結ベルトの場合、氷結ゲル本体が40㎝強の長さがありますから、中型犬の場合は良い感じでグルリと一周首を覆うかたちになります。また使っていると、自然と留めのマジックテープ部が首の後ろ側にきているので、首の前側は常にフラットにゲルが当たっている状態になっています。
幅といい、長さ加減といい、ボーダーサイズにぴったりな着け心地なので、とても良い買い物になったと思います。
おしまいに
最近はお天気も不安定で、ゲリラ雷雨も怖いですね。落雷などで停電になると、エアコンが使えずに熱中症になってしまうケースもあるかも知れないと思うと、お留守番を預かるワンコは常に命がけとも言えましょう。
外壁や窓に直射日光が当たると、せっかくのエアコンも効きが悪くなってしまうので、家まわりに日陰を作ることも大事になってきますね。我が家もDawn太の居る部屋側は特に、よしずやサンシェードで直射日光を遮る工夫をしています。
あと、早く温度を下げるために、昔ながらの打ち水も効果的です。私は暑いと、居る部屋の屋根に向かって放水することもあり(笑)水を撒いた直後だけは、少し温度が下がったのを実感します。夕方になってからの打ち水は、確実に台所の温度計が1℃は下がるので、昔ながらの知恵も効果的なのだと思います。
あとは体の一部だけでなく、全身水浸しになれてストレスも発散できる水泳が、Dawn太には一番のクールダウン方かな。

特別な夏は暑さも格別だけど
上手に対策して、元気に乗り切ろうね!
Dawn太 生後2,004日