【夕景】二兎を追う者

ポカポカと穏やかな春の陽気だったこの日は、先日の夕陽に味をしめ、あわよくばグリーンフラッシュなんぞも見られはしないかと期待しつつ、日没に合わせるようにDawn太の砂浜ダッシュに向かいました。
まだ太陽が高い位置にあった時には、今日もうまく日本海に沈む夕陽が見られそうで期待大でした。

ところが、オレンジ色になった太陽は見る見るうちに沈み始めるので、もう少し走れそうなDawn太との遊びを早めに切り上げ、急いでカメラを取って来るともうこの様子。

何だか、後ろ頭の波平さんみたい。

波平さん、気分を害したのか?お顔も真っ赤だし、オツムからボォ~ッと湯気が上がっている気がします……。


期待したほどクッキリと染まる夕陽ではありませんでしたが

少し引いて見てみると、太陽の上に淡く一筋の光線のようなものが出現していて、また違った意味で神秘的でした。





あとは、地平線に薄く広がった雲の中にゆっくりとダイブ!
夕陽は焼けず、地平線にも沈まず……。一方では「ボク、まだ走れたよ!」と言いたげなDawn太。

ことわざ通りに、一兎をも得られなかった日でした。
Sunday, April 12, 2020