【日本三大峡谷 清津峡】SNS人気スポットでカレンっ子撮影会

こういう写真▲SNSなどで見掛けたことはありませんか?
実は今回のMAIKO雪遊びにいらしたお友達の中に、小学生の頃、夏の家族旅行で十日町市にある清津峡に来られた経験のある方がいらっしゃいました。たまたま昼食時に広げてみたGoogleマップで、MAIKOと清津峡がそんなに離れていないことを知り(車で20分程度の距離)、せっかく新潟まで来た機会なので、懐かしい場所にも立ち寄ってみたいと思われたようです。
数十年前に清津川沿いの細道を歩いたという思い出の場所が、まさか今はこんな風にフォトジェニックな名所となっていること、言い出されたご本人がこの時に想像されていたかは不明ですが、雪遊びの後にお仲間と一緒に足を延ばしてみました。

リニューアル!清津峡渓谷トンネル|十日町
前週にあった大会の帰り、なっちゃんが立ち寄った場所があまりにも綺麗だった!県内まだまだ知らない観光スポットがあるのもだと、津南の見玉さまでお参りしたあと十日町へと足を延ばし、遅ればせながら我が家もその場所を訪ねてみました。...
先に我が家が清津峡を訪ねたのが2018年6月のこと。十日町市ではその年の夏に「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」が催されており、トンネル内も作品のひとつとしてさらに様変わりした箇所も見受けられました。
そんな様子も併せ、両者見比べながら読み進んでいただけたら幸いです。
清津峡とは
清津峡は新潟県十日町市にある景勝地で、昭和24年(1949年)に環境省の上信越高原国立公園に指定されています。

清津峡は、上信越高原国立公園内にある。柱状節理による険しい岩肌の渓谷美と秋の紅葉で知られる。
清津峡渓谷トンネルは全長750メートルの歩行者専用トンネルで、トンネルの途中に3つの見晴所、終点にはパノラマステーションがあり、そこから渓谷美を楽しむことができる。古くは清津川沿いの遊歩道(登山道)からの観賞が一般的だったが、1988年(昭和63年)に峡谷内で落石死亡事故が発生したため、遊歩道は通行禁止となった。その後しばらく渓谷美を見ることができなくなっていたが、地元住民や観光客から要望が多数寄せられたことを受け、安全に渓谷美を楽しむことができるよう、歩道トンネルの建設が決定。1996年(平成8年)10月1日に清津峡渓谷トンネルが開業した。
翌1997年度(平成9年度)の来訪者は16万人を超えたが、「トンネル内は退屈」という意見もあり、2004年(平成16年)の新潟県中越地震後に観光客数は10万人以下へと落ち込んだ。温泉街は1984年(昭和59年)の五九豪雪による雪崩被害も受けており、雪崩前に5軒あった旅館は3軒に減っていた。2018年(平成30年)に開かれた第7回大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ。中国出身の芸術家マ・ヤンソン(MADアーキテクツ)の作品「トンネル オブ ライト」として、出口近くが鏡状に改修され(壁はステンレス板貼りで、床面には沢の水を湛えている)、渓谷の景色の映り込みが楽しめるようになった。これが話題を呼び、2017年度(平成29年度)に5万人台だった来訪者は、2019年度(平成31年/令和元年度)は中途で20万人に達した。
出典:フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」
清津峡渓谷トンネルへ

最寄り駐車場から清津峡温泉街を抜けてあるのが、平成8年(1996年)10月1日に開坑した、全長750mの歩道「清津峡渓谷トンネル」です。
坑道入口壁にあるのは、清津峡の岩肌に見られる
大人1人600円の入坑料が必要になりますが、坑道内は犬の同伴も許されている有難い場所です。狭い空間内で犬嫌いな人ともすれ違いますので、左側通行でマナー良く利用したいものです。(※2020年4月1日より入坑料が大人800円、小人400円に変更されるそうです。)
色による演出

坑道最奥にあるパノラマステーションまでの間に三ヶ所の展望所が儲けられているのですが、その展望所毎に違った色の演出がされていました。白色灯が照らしていた前回訪問時とはまた違い、独特なその色合いが、芸術作品に足を踏み入れている感を醸し出していました。

新たに資料展示やジオラマなども置かれ、清津峡について学べるコーナーも充実していました。
途中通る展望所も気になりますが、まずは目的地である坑道の終点「パノラマステーション」へと向かってみます。
話題の撮影スポット!パノラマステーションに広がる「ライトケーブ(光の洞窟)」

ライトケーブ(光の洞窟)
坑道の終点であるパノラマステーションにある作品が、清津峡の新たな魅力を映し出す人気撮影スポットです。何処からが現実で、何処までが投影された世界なのか?その区別もつかないような、不思議で幻想的な光景が広がります。

三兄弟の背後には、切り立った渓谷美と柱状節理の現実部分が垣間見えます。

真冬のこの時期に来たら、真っ白な背景になるのが理想でしたが、今年は雪が無くて残念!だけど、みんなと一緒に記念撮影できて光栄でした。
撮影にオススメの季節は、やはり紅葉と新緑のシーズンですね。冬季は休業期間もありますのでご注意ください。
アートに生まれ変わった第三展望所

しずく
水鏡の不思議な空間「ライトケーブ」が水の世界なら、こちらは火のような赤いバックライトで照らされた作品「しずく」。膨らみをもった鏡をのぞき込むと、ミステリアスでありながら、温かみのある世界が広がります。
第二展望所にある個室も作品のひとつ

見えない泡
金属をイメージしたカプセル状の構造物も、関連作品のひとつになっています。

スリッパに履き替えて入る内部は、ちゃんと使える個室トイレ。内部空間のプライベートは守られながら、球体の上の部分がマジックミラー形式になっているので、用を足しながら、清津峡に切り立つ柱状節理を眺められるというもの。

トイレの前で、全員参加の集合写真(笑)
清津峡の渓谷美をたのしむ
坑道最奥にあるパノラマステーションに加え、坑道内三ヶ所に設けられた各展望所からは、雄大で荘厳な峡谷美を堪能できます。

展望所は柱状節理の様子が間近に見られるポイント。迫力あるその姿に、皆さん思わずカメラを向けてしまいます。

清津峡に見られる柱状節理
大昔の清津峡は海底にあったとされ、およそ500万年前の新たな火山活動によって海にマグマが流入し、冷えて固まって
その後、海底が隆起して山となり、清津川が徐々に山を浸食しながら流れることでV字谷となり、地下の閃緑ひん岩の柱状節理が谷底に露出して現在の姿になったのです。

ワンコも思わず覗き込んでしまう清流・清津川の流れも、年中澄んだエメラルドグリーンをしていて、渓谷の美しさをさらに印象付けます。

清津川を挟み、清津峡温泉から八木沢までおよそ13kmにわたって切り立つ巨大な岩壁。大きくV字型に切れ込む峡谷美は、国の名勝天然記念物にも指定されています。
おしまいに
例年でしたら積雪もたっぷりあり、冬ならではの真っ白な清津峡が楽しめたのだと思うと、せっかくみんなで訪れたのに、雪の無い年であったことが残念でなりませんでした。
逆にいえば、そんな年なら向かう国道353号、さらに道が狭まり曲がりくねった県道389号を走行するのも難しくなるのだと思うと、これもまた痛し痒し。
みんなで一緒に来れたことが一番!
今ある清津峡の魅力を堪能してもらえたことが、何より嬉しい思い出の一つとなりました。

気が付けば、みんな父犬が同じカレンくんの子どもたち(笑)
ご一緒した皆様、どうもありがとうございました。
Saturday, February 22, 2020|Dawn太 生後1,825日