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天空の花嫁

2019年10月01日

管理人の独り言
14
家族

この三面ガラス張りのクリスタルチャペルが、本人たちにとって一番の決め手になったそうです。

3面ガラス張りのクリスタルチャペル

私事で恐縮ではありますが、昨年秋に入籍を済ませ、一足早く新婚生活を送っていた長女が結婚式の日を迎えました。

感謝の気持ちいっぱいの、手作り感溢れる結婚式でした

控室に用意されていた桜茶

普段着慣れない和装は小物も多くて、自分の着付けがすっかり済むまでは、何か忘れ物が無かったか?と気が気でなかった私。自分の身支度を整えて親族控室に入ると、おめでたい席では欠かせない「桜茶」が用意されていました。

改まったお祝いの席が初めてな末っ娘が「旨い、旨い」と、初めて口にする桜茶を喜んでいただいておりました。(笑)

受付のウェルカムボードにDawn太が

受付に設けられたウェルカムボードには、この日、犬生初となる長時間の留守番を体験したDawn太がこんにちは!していました。あと、のちの披露宴で流れたスライドショーの中でも、荷送りをした日に新居の前で撮影した長女とDawn太の写真が登場していました。

常時タキシード着用のDawn太なのに、ワンコは参列できなくて残念!

新潟ならではの景色に見守られながらの光あふれるチャペルウエディング

9月に入ってもバタバタと忙しくて、Orionのお墓参りに行けなかったことがひとつ気がかりでした。しかし、式を挙げたチャペルは三方向がガラス張りという仕様。その正面からは、新潟のシンボルである信濃川や萬代橋はもとより、遠くOrionの眠る山までが見渡せるので、Orionもその一部始終を一緒に見守って祝福していたことと思います。

チャペルにて結婚指輪の交換

結婚証明書に記入する花嫁

結婚証明書を書く花嫁(正面に萬代橋も見えています)

二人が書いた結婚証明書

バイオリン、フルート、オルガンの生演奏の中で感動ある入退場。チャペルの中にいるはずなのに、ガラス張りの開放的な空間がそうさせるのか?、不思議と神前結婚式のような堅苦しさを感じない、でも、とても厳かな良いお式でした。

ホテル最上階のスカイバンケットルームで今時の披露宴

披露宴の新郎新婦席

豪華客船の船内をイメージしたような披露宴会場には、高砂も金屏風はもとより、雛壇無しで招待客と同じようにセットされていて驚きでした。最近の若い人たちは、お仲人さんも立てませんしね。

会場内のBGMも、付き合っていた当時に二人で聴いていたと思われる、誰もがよく知るヒット曲がずっと流れていました。

ウェディングケーキ入刀とファーストバイト

フルーツがたっぷりな生ウェディングケーキ

五段もあるような背の高いフェイクケーキは、バブル全盛期だった私たち世代のウェディングケーキの話。(笑)今はシンプルだけど、美味しい生ケーキが主流なんですね。

大きなスプーンで新郎に食べさせるファーストバイト

生ケーキだからこそできるのが、ケーキ入刀後の定番イベント「ファーストバイト(first bite)」

う~ん、きっと長女も立派な鬼嫁に…(笑)ではなく、食べさせてあげるケーキの大きさは、愛情の大きさに比例しているらしいです。新婦紹介の中「得意なものは料理」の一行に耳を疑いましたが(笑)これからずっと、旦那様に美味しい料理食べさせてあげてね。

サプライズ満載だった退場シーン

披露宴も進むとお色直しのため、新郎新婦は一時退場となります。

新婦退場は三兄弟手をつないで

一足先に退場する新婦のエスコート役に、息子と末っ娘という突然の指名。

三兄弟で手をつないだシーンなど親の私もこれまで見たことが無く、これはさぞ感動的なシーンになるかと思いきや、パニエで膨らんだ姉のドレスの裾を踏まぬよう、両サイドでオタオタしながら新婦の手を引く子どもたちに冷や冷やで、泣くに泣けない母でした。

お祖母さまと退場する新郎

新郎との退場役には、新郎側のおばあちゃまが指名されました。

仕事柄カメラを使うこともある息子なので、ここまでスナップ撮影係を頼んでいましたが、私も自分の手が空くようになり、いつものようにカメラを持ち出して婿さんとおばあちゃまの撮影に。孫と並んで恥ずかしそうなおばあちゃまに「おばあちゃん、笑って!」と一言声を掛けたら、抑えていたものがこみ上げてきてしまったようで、笑顔どころか、逆に泣かせてしまうという結果に。(汗)おばあちゃま、ずっとハンカチで涙を抑えながらの退場シーンになってしまいました。

お色直し後のキャンドルサービス

ゲストテーブル上のキャンドル

お色直し後の入場でキャンドルサービスがされるのは、30年前の披露宴の流れとも変わりませんね。

家族席へのキャンドルサービス

新婦側の家族テーブルは、キャンドルサービス最後の点火です。酷暑を乗り切って参列できた両婆さんたちが見守っていますが、どちらも孫娘の晴れ姿に(和装は特に)目を細めていました。

メモリアルキャンドル点火

メインキャンドル点火。お姉ちゃん、とっても嬉しそう。

今はキャンドルもシンプルなんですね。私たちの時には文字通り「メモリアルキャンドルですっ!」という感じで数字が入った、高さ50センチもありそうな巨大な蝋燭に火を点したものでした。災害で停電になった時にこれがあれば重宝しそうな、そんなキャンドルだったんですよ。

地上120mからの眺めも最高

新婦和装用のボールブーケ

新婦の和装スタイルが軽やかな感じになったことにも時代の流れを感じました。(花嫁のお仕度の入りは、私の入り時刻と同じでOKでした)手にする和装用のボールブーケは、待機時は窓辺を彩る小道具のようでもありました。

そんなボールブーケが眺めていたのは、地上120mから見下ろす新潟の街並み。

信濃川の最下流部が見下ろせる披露宴会場

披露宴の主要イベント開催時には閉まっているカーテンも、会食時にはオープンになります。すると、スカイバンケットルームからは市内の景色を一望できるはもちろんのこと、信濃川最下流部の様子なども見えてまた印象的でした。手前に見えているのは佐渡汽船乗り場です。

美味しくないわけがない料理たち

披露宴会場のテーブルセッティング

実は今回の結婚式、その全てを新郎新婦の二人でプランニングしました。私たち親は暢気なもので、ちょっと気取ったランチにお呼ばれした感じ。普段行ったことのなかったホテルの料理も楽しみの一つでした。

披露宴テーブルに置かれた招待客へのメッセージカード

ゲスト一人一人に、感謝の気持ちが込められた、手書きのメッセージカードが添えられていました。

祝賀バージョンのビール
鶴亀や幸運といった珍しい日本酒が並ぶ

お馴染みメーカーのビールもお祝いバージョン。家族テーブルに、おめでたいネーミングの珍しい日本酒が並んでいました。

シャンパンでの乾杯で宴の始まり。料理は和洋折衷のコース料理でした。

~祝宴の始まり~海の幸と大地の恵みのクリスタル仕立て
お造り三種盛り

左:~祝宴の始まり~海の幸と大地の恵みのクリスタル仕立て(金粉が華やか)|右:お造り三種盛り(右手前に添えられた「えご」が新潟らしい)

気仙沼産フカヒレ姿のロワイヤル仕立てとオマール海老のロティ 香草風味 セロリラブピューレと共に

右手前:オマール海老のロティ香草風味 セロリラブピューレと共に|左奥:気仙沼産フカヒレ姿のロワイヤル仕立て

鯛の葱生姜蒸し シーフードソース
牛フィレ肉の香草パン粉焼き ポワブラードソース

左:鯛の葱生姜蒸し シーフードソース|右:牛フィレ肉の香草パン粉焼き ポワブラードソース

お赤飯
オレンジのシブースト ほろ苦いチョコレートのアイスを添えて

左:お赤飯|右:オレンジのシブースト ほろ苦いチョコレートのアイスを添えて

お裾分けのウェディングケーキ
コーヒー

「デザート食べたのに、またケーキが出てきたよ!」と思ったら、こちらは番外編でウェディングケーキのお裾分けでした。みんなで幸せを分かち合っていただく。これも全てが生仕立てのウェディングケーキの良い点ですね。

すでにお腹いっぱい!でもデザートは別腹。とても軽いスポンジケーキで、苦も無くペロッといただいてしまいました。

〆のコーヒーをいただいて、コース料理終了です。ご馳走様でした。

おしまいに

披露宴の最中に旦那が、「長く付き合って結婚するのも良いもんだな。」と、ポツリと感想を漏らしておりました。私は二十歳で旦那と知り合い、22歳でこの家に嫁ぎました。お互いの青春時代って知らない同士です。

長女は高校時代に婿くんと出会い、卒業して大学生になってからお付き合いをはじめています。同じ部に所属していたので、そんな関係になる前から私も部員の一人として知ってた婿くんでしたし、息子にとっても部活の先輩という関係でした。今思うと、みんな不思議なご縁に感じます。

メモリアルキャンドル

そして結婚式というと、花嫁も花嫁の母も涙、涙のイメージですが、終始笑顔だった、ある意味つまらない花嫁とその母。(笑)おしとやかであるべきはずの花嫁に至っては、大人になってからは家でも人前でも馬鹿笑いするようなことも無くなっていたのに、婿くんや親しいお友達に囲まれている時、こんなにも楽しそうに全身で笑う姿を見て、少し驚いた私でした。

私にとっても、寂しい時期はとうに過ぎました。昨年秋、本当にあっという間に事が運んで家を出て二人で暮らし始めたので、その時に母親としての寂しさを経験し、克服しました。挙式の当日に別々の家から会場に入ることもあり、今となっては行き遅れずにもらってくれる人があって、めでたい気分だけの一日でした。

二人がお色直しの最中、会場内に流れたスライドショー。会場に来ている親しい人も、お世話になったのに来れなかった人も、懐かしい顔がみんな出てきたスライドショー。私にとっても懐かしい時間が走馬灯のように蘇った瞬間でした。

何でも大きくて派手なことがステータスだったバブル世代の私たちの結婚式とは違い、ゆとり世代は堅実で、メリハリある結婚式を自分たちのスタイルで賢くつくり上げている気がしました。終始和やかで笑い声の絶えない、居心地の良い披露宴でした。

長女が使っていた部屋に干した黒留め

長女が使っていた部屋に一週間干した着物も、ようやく私の夢の時間と共にしまいました。

子育ては夢の積み重ね。結婚式というのは、親子お互いに「ありがとう」のエール交換の一大イベントなのかも知れません。

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そふぃあ
Posted by そふぃあ
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※撮影した写真の著作権は放棄しておりません。画像のお持ち帰りは固くお断りいたします。

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コメント(14)

There are no comments yet.

つばき  

2019/10/01 (Tue) 19:25

素晴らしい結婚式おめでとうございます。

おめでとうございます!今と私たちの時代では、結婚のしきたりは、変わりましたね。
私は子供に恵まれなかったので、そういう、流れがわかりませんでしたが、最近ではまず、一緒に暮らしてから、落ち着いて結婚式を挙げるのが主流のようですね。素晴らしい結婚式で、豪華ではあるけれど手作り感のある心に残るお式だと思いました。

kyonzy  

2019/10/02 (Wed) 00:26

まずは、おめでとうございます!
素晴らしい秋の日の一日。美味しいお料理とともに、忘れられない日になりましたね。

メルみくママ  

2019/10/02 (Wed) 06:12

娘さん、ご結婚おめでとうございます\(^o^)/

もう、写真から様々な事が浮かんできて、
泣けますね(´;ω;`)
あ、ママさん終始笑顔でしたね(笑)
それにしても、何年も結婚式に出席していないので
様子が??
このブログでよ~く分かりました♪

Dawn太くんのいつもタキシード!にそっかそっかと
そこも1人うなづく私です(≧▽≦)
Orionくんも一緒に参加してましたよ♡

幸せをおすそ分けしてもらった気分です(^^♪

ママさん、3人の子育て大変だっと思います!
1人でもてんやわんやしとりますに・・・。
(私は3人兄弟ですがww)

お疲れ様でした(∩´∀`)∩

kuneko  

2019/10/02 (Wed) 13:33

素敵な結婚式

まずは、娘さんのご結婚おめでとうございます。

どの写真も華やかで美しい。
新郎、新婦で考えて作り出された
結婚式良いですね。
以前、同僚の結婚式に呼ばれ行った時も
同じように温まる結婚式だったのを思い出しました。

最近の子供達は現実的で合理的だと思います。
自分達の価値観を大切にしている世代だと感じます。

これから一緒に歩んでいく人生を
幸せだと感じながら
苦しい時も楽しい時も永遠に(*´∇`*)

mizu  

2019/10/02 (Wed) 18:21

こんばんは

長女さんのご結婚おめでとうございます。
素晴らしい1日で笑顔と愛がいっぱいでしたね。

さいさん  

2019/10/07 (Mon) 06:21

結婚おめでとうございます🎉
せっかくタキシード姿なのにDawn君も参列できなかったのが残念( ´・ω・`)
末永く幸せに💓💞

栗千代  

2019/10/07 (Mon) 08:17

おめでとうございます☆

今まで結婚式って何度も招待されましたが
こんな感動的でステキなお式、経験無いわ~!!

今まで育ててくれた人、関わってくれた人への
感謝の気持ちを伝える場所って事が分かっていて
ここまで心のこもった式にできる
お嬢さんを育てたそふぃあさんが素晴らしいです。

きっとオリ君も見てくれてましたね。
そして丼王子、お留守番お疲れ様でした♪

そふぃあ  

2022/07/23 (Sat) 10:23
そふぃあ

To つばきさん

こんにちは。
お祝いありがとうございます。

自分の時代とは違うのだと噂には聞いていましたが、娘の結婚式で実感しました。
周囲のお友達をみても、まずは暫く一緒に住んでから式を挙げるんですもんね。
その間に愛想つかされずにこの日を迎えられて良かったです。

そふぃあ  

2022/07/23 (Sat) 10:24
そふぃあ

To kyonzyさん

こんにちは。
お祝いありがとうございます。

まずは一人片付きました。(笑)
よく「今の若いもんは!」って年上の人たちが言いますが
いえいえ。若い世代は自分たちでよく考えて行動していると思いました。

そふぃあ  

2022/07/23 (Sat) 10:27
そふぃあ

To メルみくママさん

こんにちは。
お祝いありがとうございます。

年頃のお嬢さんをもつママさんには、そう遠くない未来をみているようかも!?
無事にお嫁に行けて、ホッと一安心という部分も大きいです。
何しろ、お婿さんという新しい家族が増えたわけだし。

みんなに見守られて祝福された結婚式。
こっちも嬉しい気持ちいっぱいの一日でした。

そふぃあ  

2022/07/23 (Sat) 10:29
そふぃあ

To kunekoさん

こんにちは。
お祝いありがとうございます。

この二人、実に堅実的で、実に計画的です。(笑)
それが良いところでもあり、悪いところでもあるかな・・・と。
まぁ、自分たちなりにいろいろ考えて行動しているので、大きく道から外れていない分、親も黙って成長を見守っています。

今時のお式も良いものだと思いました。

そふぃあ  

2022/07/23 (Sat) 10:30
そふぃあ

To mizuさん

こんにちは。
お祝いありがとうございます。

とりあえずは一人片付いてホッとしています。
今時のお式、シンプルだけど合理的で良かったです。

あとは、幸せな生活を送って欲しいと願っています。

そふぃあ  

2022/07/23 (Sat) 10:31
そふぃあ

To さいさん

こんにちは。
お祝いありがとうございます。

Dawn太も良い子に留守番していました。
大きな行事が一つの区切りになって、私たち親も、家族の歩みを振り返る良い機会になりました。

そふぃあ  

2022/07/23 (Sat) 10:32
そふぃあ

To 栗千代さん

こんにちは。
お祝いありがとうございます。

私自身、結婚式に出るのも久しかったので、今時の結婚式にフワフワした気持ちで参列でした。
オリオンも遠くから見ていたと思いますし、Dawn太もがんばって留守番してくれていました。
(黒留着たまま帰ったら、私と気付かずにビビリションした話は内緒にしておきます:笑)

優しい婿くんなので、これから二人で温かい家庭を築き上げてくれたらと願っています。