サテライト会場(ゆいぽーと)・前編 ~水と土の芸術祭2018-PartⅦ~

Byそふぃあ

----- Saturday, September 1, 2018 ----------
新潟市を舞台に開催されている「水と土の芸術祭2018」
7回目となる今回は、サテライト会場となっている「ゆいぽーと」内の作品をご紹介します。

水と土の芸術祭・ゆいぽーと
2014年春まで中学校だったこの建物は、2015年に開催された「水土」で、ベースキャンプとなった場所でもあります。
清五郎さんの物語の続きで、お六さんの顔が展示されていたのもこの会場でした。

現在は新潟市芸術創造村・国際青少年センターとなり、公募により、愛称が「ゆいぽーと」に決まったのは今年春のこと。
来る度に変化している建物です。

水土2018ではサテライト会場となり、8作品が無料展示されているほか、各作家さんを交えたワークショップが開かれるなど、メイン会場に次ぐ重要拠点となっています。



サテライト会場
(砂1)高見沢美穂 作 きのぼりレリーフ(さかなの群れ)
水と土の芸術祭・ゆいぽーと
サテライト会場の、食堂入って真正面の壁一面にある作品です。

水と土の芸術祭・ゆいぽーと
海をテーマにし、泳ぐ魚たちの群れを陶板のレリーフで表現しています。
時計のはめ込まれたものもあり、各国の現地時間にセットされています。



(砂2)伊藤遠平 作 ミーヤ・ホーヤと不思議な海の仲間たち
水と土の芸術祭・ゆいぽーと
入り口脇に置かれたパンフレット。

水と土の芸術祭・ゆいぽーと
そして、作品に登場するキャラクターの紹介などが書かれた案内パネルが!

水と土の芸術祭・ゆいぽーと
そして覗いた会場内には、他の作品たちとはまた違う、メルヘンな世界が広がっていました。

水と土の芸術祭・ゆいぽーと
石粉粘土で作られた、色彩豊かで表情豊かなオブジェたち。
オブジェの後ろには、物語性のある絵画が掛けられ、双方で「海」を舞台にした物語が描かれていました。

水と土の芸術祭・ゆいぽーと
物語りの主人公は、ミーヤとホーヤ。

水と土の芸術祭・ゆいぽーと
見た目は鬼のようで、ちょっと怖そうですが、とても心優しいという、ウミオニ族のミーヤ。
そして、とても臆病で優しい性格をしている、カイソウ族の子どもであるホーヤ。

泳ぎは苦手でも、プカプカと浮かぶのが好きなホーヤは、カイソウの種がいっぱい詰まったカイソウ風船を膨らませるのが日課。
その、緑色に輝くホーヤのカイソウ風船を眺めているのが、一番の楽しみであるという、ミーヤとの物語りです。

物語りには、たくさんの仲間が登場します。
その1つ1つがまた個性豊かで、強烈なキャラクター性が伝わってくるものばかり!

水と土の芸術祭・ゆいぽーと
サンゴ族の王さまからもらった杖が宝物という エビ男爵

水と土の芸術祭・ゆいぽーと
トゲトゲさんとカラカラさん

水と土の芸術祭・ゆいぽーと
イソギンチャク王国のお姫さま アネモル姫

水と土の芸術祭・ゆいぽーと
ウミウシ族の親分 ブリーダー

水と土の芸術祭・ゆいぽーと
壁も展示場所。

水と土の芸術祭・ゆいぽーと
なんと!展示中にも作品が追加されているとか。。。
新たに加えられたという新入りの魚2作品は、天井から吊るされ、それぞれに良い面構えをしていました。

あら、あんなところにも誰かいる‼

水と土の芸術祭・ゆいぽーと
あまりにも高い場所にあって見逃しそうだったのは、コッソリカメキチ

水と土の芸術祭・ゆいぽーと
会場の上から、長い糸の付いた釣り針を垂らし

水と土の芸術祭・ゆいぽーと
狙っていたのは、この ウミサボテン

黄金色に輝くジューシーな果肉がギッシリ詰まったウミサボテン。。。らしいです。
カメキチの頭の中はウミサボテンの事ばかりで、抑えきれない衝動がまた、彼を良からぬ行動へと突き動かすのだ。。。と説明が添えられていました。

水と土の芸術祭・ゆいぽーと
遊び心も満載です!

水と土の芸術祭・ゆいぽーと
頭についた大きなヒレを使った泳ぎは抜群という ウミガエル

水と土の芸術祭・ゆいぽーと
空想の中の非現実的な部分と、リアリティのギャップも面白いです!

水と土の芸術祭・ゆいぽーと
通りすがりのエビとはぐれがい

貝の主は!?。。。
あっ、あの子だ!

水と土の芸術祭・ゆいぽーと
ミルミルボーヤ

相棒の貝とはぐれてしまい、メソメソしながら海底を彷徨っている時、モジャモジャアンコウと出会い、一緒に相棒の貝を探す旅をはじめる2匹。
。。。こう見えて、モジャモジャアンコウは女性だそうです。

水と土の芸術祭・ゆいぽーと
サンゴ族の王子・チャレル
いつか父親のような立派なサンゴ使いになり、地上に大きなサンゴのハシゴを架けるのが夢。

水と土の芸術祭・ゆいぽーと
会場の片隅には、作者とのワークショップで制作された作品たちも展示されていました。

水と土の芸術祭・ゆいぽーと
会場いっぱいに置かれたオブジェたちはリアルで、作り出す影も楽しい展示でした。
キャラクターが分かり易くて可愛いので、水土作品の中でもダントツで、親子で楽しめる展示だったと思います。

作者のお父様は、メイン会場に大作のあった巨匠・伊藤公象氏。
親子で活躍される姿は頼もしくもあり、後日別会場にて、遠平氏の全く違った作風を目の当たりすることになり、今こうやってブログにまとめながらも、作品の奥行の深さを実感している次第です。

水と土の芸術祭・ゆいぽーと
会場向かいにあったワークショップ案内所。

伊藤遠平氏『不思議な海のゆかいな魚をつくろう!』
高見沢美穂氏『焼き物で家型小箱をつくろう!』
伊藤知香氏『世界にひとつだけの陶のベビーシューズ』など
そうそうたるアーティストのワークショップが終了しており、訪ねた翌日には、次に紹介する占部氏の「流木で作る舟」の案内なども。。。

実は私、手仕事大好きなんですよね。
直に作家さんと触れ合えるのも、可愛い作品の作り方の手ほどきが受けられるのも魅力で、もっと早くに知っていたら、参加してみたかったなぁ!と思いました。



(砂3)占部史人 作 浮き寝の旅 Drifting Through
占部史人:浮き寝の旅 Drifting Through
こちらも海をテーマにした展示。

占部史人:浮き寝の旅 Drifting Through
新潟の海岸で拾い集めた流木や貝、小石などが使われ、宙に浮く船で旅する物語りです。

占部史人:浮き寝の旅 Drifting Through
拾わなければ、朽ちてしまったかも知れないモノたち。
再び作者が作品として命を吹き込むことで、生まれ変わる過去と未来の違った姿。
「輪廻転生」の思想が息づく作品です。



(砂4)阪田清子 作 Landscape―水の緒
阪田清子:Landscape―水の緒
上越市出身の作家さんによる、このイベントのための新作もまた、日本海に漂着した流木を使った、自然美溢れるものでした。

阪田清子:Landscape―水の緒
命を育む器をイメージした作品は、蓑虫のミノのようでもあり、鳥の巣のようでもあり。
これもまた、水の都に相応しい作品のひとつだと感じました。


※水と土の芸術祭2018
開催期間 2018年7月14日(土)~2018年10月8日(月)

水土2018-PartⅠ 鳥屋野潟エリア作品 →
     PartⅡ 屋外展示作品巡り →
     PartⅢ 万代メイン会場・前編 →
     PartⅣ 万代メイン会場・後編 →
     PartⅤ みずつちカフェと橋、私。 →
     PartⅥ 万代エリア(メイン会場周辺)→

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