2度目の内斜視手術・入院記その3(6歳3ヶ月)
2008年10月27日
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10月17日|退院
術後の夜もちびは痛みを訴えることもなく、ゆっくりと休めたようで、朝の7時過ぎ、看護師さんが体温検査に来るまで寝ていました。朝の体温を計りながら、左目の眼帯を外してもらいました。ガーゼは重たくなるほど、薄く血の混ざった涙を吸収していました。ガーゼの取られた左目にも黄色い目ヤニがたくさんで、濡らした脱脂綿で拭いてもらわないと目が開けられない状態でした。
目ヤニが取れてやっと目を開けましたが、今回も見事に真っ赤なウサギさんのお目目!
それでも、ゆっくりと動かしてみますが、縫われた目の筋肉が痛むのか、本人は「痛い」とは言わないけど、しきりに涙が出ます。
看護師さんの指導のもと、この日から使用する点眼薬を私が点してみます。瞼も腫れているので、私も瞼に触るのはおっかなビックリ。。。
処方された点眼薬2本は、使いきるまで(大体1ヶ月で終わります)1日3回、手術した左目に点眼します。
「朝ご飯の支度が整いました」のアナウンスがあると、ちび待望の朝ご飯の時間!
固形物を食べるのは、前日の3枚のビスケット以来。とにかくお腹が空いているので、出来るだけゆっくり、そして出来るだけたくさん食べようと努力していました。
朝ご飯が済むと、この日も朝の診察があります。
順番を待ち、術後最初の診察になるわけですが、また言われました!「まだ少し寄りが残ってますね!」と。
医師も、「あとは物を見ながら治っていく場合もありますから」と、補足してくれていました。
でも、今回診てもらったのは裸眼の状態だったんです。(とにかく涙が出る状態の目だったので、眼鏡を掛けられない状態でした。)普段は眼鏡で遠視を矯正しているので、その状態で診てもらっていなかった。まだ手術の翌日すぐだし、縫われた箇所が回復して来ないと、今の段階では何とも言えない部分もある。後はちびの見る力に任せるしかない。。。
悪夢の再来でないことを祈りつつ、自分にも言い聞かせます。
診察で異常が無かったので、今回の入院はこれでおしまい。
この日の午前中に退院し、我が家へと戻って来ました。
保育園復帰
最近は自分で鏡を見るので、目が赤いことを早い時期から本人も気にしていました。こんな時、記録になってるのは便利なもので、前回の術後の目の変化を記した記事を見せて「今はこれくらい赤いけど、1週間するとこのくらい白くなるよ!」と、ブログ写真をみせながら話すと、簡単に納得してくれました。
ゆっくりと週末を家で過ごし、20日の月曜日から通常の生活になりました。保育園にも、この日から復帰です。
術後最初の登園になるので部屋まで送って行き、先生に報告やらお願いやらしようと思いましたが、生憎、担任の先生はお休みで、変わりにクラスを見ていた副園長先生にお話しして来ました。
お友達にも手術の話は広まっていたようですが、真っ赤な左目をちびの真正面から物珍しそうに見ている子、仲良しの子はそんなことは全く気にならないようで、早く遊ぼう!とちびが制服を脱ぐのを待っていたり、子どもによっても反応はいろいろでした。
副園長先生も、「手術して、偉かったね!凄かったね!」と、とにかく褒めてくれながら教室の中に連れて行って下さったので、ちびも不安なく普通に過ごして来たようです。
男の子が、「トマトみたいな目だね」と言ったそうで、全く悪気もなく、表現も可愛かったので、ちびも気にならなかったようです。
無口な子ではあるけど、何か言われても必要以上には傷つかないみたいです。
目の痛みも、この週の半ば頃からは殆ど無くなっていったようです。
術後初検診
そして、先週の金曜日(10月24日)術後1週間目の診察に行って来ました。結論から言うと。。。
視力はどちらも1.2まで出て良好。問題の目の向きは3~4⊿(通常7⊿以内が成功と言われています。)
2回目にして、ようやくちびの目の向きは普通の子どもと同じ状態になれたということです。
あとは、本人の見る力によります。
うまく両眼視が出来なければ、また寄りが戻る場合もあるということです。
まだ、手放しで大喜びは出来ないけど、かなりホッとした瞬間でした。
おしまいに
瞼の腫れも治まり、目の赤いのもかなり回復してきました。ブログでお世話になったORTさんが以前に仰っていたけど「ここからは『日にち薬ですよ!』って。」
その言葉をまた思い出してしまいました。
次回の受診は、2ヶ月後を予定しています。
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