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地獄極楽小路

2012年07月03日

湊町探訪
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新潟市の繁華街から少し入った場所。西大畑を散策中に見つけた、何の変哲も無さそうな1本の細い路地。

地獄極楽小路

「地獄極楽小路」と、なんともインパクトのある名前が目に飛び込み、本題そっちのけで初っ端からちょっと脱線!

地獄極楽小路

小路を挟み向かって左側の黒い塀は、新潟の老舗料亭 『行形亭』 がある。これで「いきなりや」と読み、表札にも「行形○○」と書かれている。

地獄極楽小路

向かって右側、レンガ造りの塀の中は、現在、社会保険事務所や西大畑公園になっているが、それ以前の昭和46年までは、ここには新潟刑務所が存在していた。それが分かれば、小路の名の由来も一目瞭然というわけ。

地獄極楽小路

西大畑公園には、特有の雰囲気を持つ赤レンガの塀垣が一部残され、刑務所の通用門がコンパクトになり再現されている。

地獄極楽小路

細い路地を挟み、たったこれだけの距離でしかないので、塀の中からも三味線の音や芸者の歌声、見上げればその華やかな姿も見えたのかも知れない。
自分の犯した罪とは言え、無情に分け隔てる1本の路地を、巷の人々は「地獄極楽」と呼び、刑務所が移転したあともその名を残し受け継いでいることから、地元の人の愛着までが感じられる小路だ。

地獄極楽小路

写真を撮っていても、何せ隣が行形亭。過去に入ったことのある旦那が、「行形亭、行きてぇ~!」を連呼してうるさい。
私にとっては、お茶会のお手伝いで邪魔した事のある鍋茶屋の方が馴染み深かったりするが、料亭の思い出も、夫婦であってもそれぞれなのだと思った。
「自腹で行ったら。」と言ってみようかと思ったが、そんな事を口にしたら、巡り巡って私が地獄を見ることになるので、そっと口をつぐんだ。
旦那にとっての行形亭は、余程の極楽とみえる。(*´艸`)

さて、この日の本題は、極楽地、行形亭のさらにお隣。ここも、きっと別天地のはず。
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そふぃあ
Posted by そふぃあ
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