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孤独なアンカー

2014年10月15日

子どもの行事
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朝からど~んよりとした天気で、気温も20℃に届かないようなこの日、ちび子出場の駅伝大会の応援に行って来ました。

駅伝といっても、お正月にTVで観るような本格的なものでなく、小学生から60歳以上まで、幅広く誰でも参加し易くアレンジされた全長11.5Kmをチームの5人で繋ぎ(1人2.3Km)そのタイムを競うというもの。

年齢別に幾つかの部門に分けられているのですが、スタートは全部門同時。着後、各部門ごとの着順が発表になります。
レース中は大人も、子どもも、おじいちゃんも、一緒に走る姿が見られるのも陸上競技らしいところです。

陸上大会

ちび子のチームは、小学3~6年までの5人で構成。
6年→4年→3年→3年→ちび子と、学校のマラソン大会でも1Kmしか走らない3年生を2人抱えたチームのアンカーでした。
クラブで走っているとはいえ、タイム的には高学年には敵わないのが現状。
小学生の場合、1人の持ち距離を10分程度で戻って来るのが平均タイムと思って良いと思います。

小さなシワ寄せが重なり、重なり。。。
ちび子がタスキを受け取った時点で一つ前を走るチームとのタイム差は5分!
コース半分の差が生じていて、ちび子の力では、もうどうすることも出来ない状態になっていました。

陸上大会

当然、早い小学生チームは4走目の子と同じ頃に次々とゴールしています。
断トツのビリ!!!
そんなことは、選手であり、スタート地点に1人残され、タスキを待っているちび子の方が百も承知なわけで。。。

どうする!?
そう、走るしかないんです。

追う選手も、追われる選手も無いまま、タスキを受け取ったちび子は走り出しました。

陸上大会

どんな気持ちで走っているんだろ?

私に出来るのは、ちび子のモチべーションが落ちないよう、精一杯応援してあげるだけ。
外周で姿が見えると、大きな声で呼びながら声援を送り続けました。

陸上大会

外周からグラウンド内へ。

陸上大会

外周を走るちび子に、声を出して応援していたのは私だけでしたが、グラウンド内に姿が見えるようになると、チームメイトが駆け寄り、さらに大きな声で声援を送ってくれました。その姿に感激し、涙が出そうでした。

陸上大会

「最後の選手が帰って来ました。」とコールされると、コース周辺にいた人はみんな温かい拍手でゴールを見届けて下さり、さらに感動。
そして、競争相手がいても、いなくても、ちび子が普段と変わらず、精一杯自分の力を発揮し、レースを終えていたことに驚きました。

陸上大会

レース後、ちび子に感想を聞いてみると、意外な言葉が返って来ました。

「大勢の人に拍手されて気持ちよかった」

あんなに人前で見られ、レースする事を恥ずかしいと感じていた子が。。。
いつの間に、こんなにハートが強くなっていたんだろ?

楽しいことは、あっという間に忘れてしまう場合もあります。
苦しかったり、辛かったことは忘れることなく、これからの人生経験にも大きく役立ってくれそうな気がします。

スポーツっていいな。。。と、逆境に立たされた後ほど実感します。
そして、そんな時ほど子どもが成長するのだとも。。。
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そふぃあ
Posted by そふぃあ
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