安曇野わさび田湧水群【大王わさび田湧水】|Dawn太と名水Part25
2015年10月25日
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朝の早いうちに観光できたのが功を奏し、信州箕輪の赤そばの予定が午前中で完結してしまったので、帰路途中で高速をおり、安曇野に立ち寄りました。
ちび子は昨年の修学旅行時にも来ていますが、私たち親は3年ぶりになる再訪。もちろんDawn太は初めての場所です。
農場入り口近くにある大王像前で記念撮影と思ったら、その姿に驚き記念撮影どころではありませんでした。(丼母の方が怖い形相していると思うが…笑)

当時4年生だったちび子をモデルに記念撮影したのと同じ場所で、今はDawn太をモデルに撮影。
ちび子、現在は▼チューブわさびオブジェと同じ背丈になっていました。



飲むだけでなく、「水かけ大王ガエル」が置かれ、湧水をかけて下さいと。
親ガエル=無事帰る、子ガエル=若返る…だそうで、私も湧水をかけてみました。
子ガエルにかけたら!なんていうツッコミは無しですよ。もちろん言われなくてもかけてますから。

「安曇野わさび田湧水群」は、北アルプスからの雪解け水が伏流水となり、安曇野扇状地をくぐって、1日に70万トンもの水量で湧き出しています。昭和60年(1985年)に環境省の「名水百選」に認定され、国土交通省の「水の郷」にも認定されています。
「湧水群」とされていることからもお分かりのとおり、安曇野の湧水は特定の一ヶ所だけを指すのではなく、複数箇所の湧水をいいます。わさび農場の湧水もまた「安曇野わさび田湧水群」を構成する湧水のひとつなのです。

万水川、蓼川、欠川の合流地点の三角島周辺は、北アルプスからの地下水が豊富な場所で、北アルプスに雪が降ってから半年の時間をかけて湧き出てきた澄んだ水を活用し、大正時代から続く農場のわさび栽培がされています。
PH7.2の弱アルカリ性水質。1日に12万トン湧き出る水量豊富な水は、年間を通して13℃程度といいます。

安曇野の地図が置かれていました。
Dawn太の母犬・マリアちゃんの同胎姉妹犬が、この安曇野で暮しているのです。そうそう遠くはない距離。いつか会ってみたいよね。

季節がら、ぎんなんがたくさん落ちていました。踏まないように避けながら

透明な湧水流れるわさび田を通れば

水に反応し、途端にソワソワし出す尻尾坊主。


暑い時期は子どもたちで賑わったであろう水場も、涼しくなって貸し切り状態。
水に流れる落ち葉が面白くて、拾っては流し、また拾っては流し…。ブクブクブク~。


安曇野は道祖神の宝庫。道祖神さまにも秋発見。


カップルで渡ると幸せになれるという、幸いのかけ橋の上からの眺めが最高!東京ドーム11個分もあるという、日本一広いわさび田の様子が左右に望めます。

わさびたちは、およそ2年の歳月を経て育ち、やがて出荷されます。黒い布で覆われているのは、陽射しによる葉の変色を防ぐためです。

八面大王さまが最後に立て籠もったと伝わる有明山の麓、宮城の岩屋を再現した大王窟と、中にいる七福神に触れると幸せになれるという開運洞があります。

実は、岩窟を再現したものも、この見張り台も、農場開拓2代目が造られたもの。
「巍巍」=高くて大きいの意味。頂上に置かれた大きな守護・白御影石は太陽を表し、農場の安泰と世の中の人々の無事安全を願い、いつも見守っているのです。


こちらは名水百選の水にして、縁起の良い八面大王の御神水でもある有り難い場所なのです。(太陽の御影石のあとの水。ちょっとしたパワースポットでしょうか。)

中央からは、無病息災の八面大王神社の「御神水」、右側には「知恵の水」、左側には「美人の水」が流れ落ちています。

八面大王の元祖は卑弥呼であるとの説があり、「大王=おおきみ」は天皇を意味します。大王は2mを超す大男であったといわれますが、一方では不思議な妖術を使う強い念力を持ち、賢い人だったとも伝えられています。優れた知恵から湧き出す戦術は、八面大王を討伐した坂上田村麻呂でさえしばしば手を焼き、一時は窮地に追い込まれたといいます。知恵者であった大王に由来するのが「知恵の水」です。
八面大王の妻・紅葉は「紅葉鬼神」とも呼ばれましたが、その名とは違って絶世の美女だったそうです。武芸もたしなみましたが、大王が大切にするあまり戦場には一度も出したことが無かったそうで、それに退屈して大王に反発したそうです。反面、大王の強さを信じていたこともあり、大王討ち死にの際は中房山に相対する名九鬼山頂の物見台に陣取り、高見の見物をしていました。しかし、大王が倒れる姿を見て中房山に向かう途中、流れ矢に当たり果かない最期となります。そんな美人妻・紅葉に由来するのが「美人の水」です。

水源はどれも同じですが、ご利益が違うので、それぞれにいただきました。
Dawn太には3種類ミックスにして。
ちび子が、「Dawn太に『美人の水』まで飲ませてどうすんのよ!」と言っていましたが、雄犬だって見て呉れが良いほうがいいでしょ。(*´艸`)
先に飲んだわさび工房前の名水と同じく、すっきりとして飲み易い美味しい水です。
水温13℃程度というのは、体に優しい水の温度でもある気がします。

本わさびソフトクリーム(360円)

後味すっきりタイプで、わさび入りなのにあまり辛くないんですよ。
なので、子どもでも平気で食べられるわけですが、私的には、もっと大人味でピリピリくるわさびソフトを食べたい気もします。
なんたって、本場にいるわけですからね。
ビビリなのではなく、Dawn太は意外と用心深い性格なんですよ。

左にいるのが魏石鬼八面大王、そして右が八面大王と恋に落ちた后の紅葉鬼人。2人の間に生まれた子どもの名は金太郎。そう!あの「まさかりかついで金太郎~」の、坂田金時さんらしいですよ。
後に酒呑童子を退治するという話が残りますが、外道丸(酒呑童子)出生伝説が残る我が家地方と、まさかここで繋がるとは。高速を途中で下りてまでここへ立ち寄ったことが、何かに導かれてのことであったような気がしました。
最後は、湧水を湛える蓼川に3つ連なってある水車小屋。黒沢明監督の映画「夢」の舞台となった場所であり、安曇野の原風景が残された場所ですね。

帰宅後に調べてみると、前回訪問の同じ日、ちび子が「とんぼ玉」製作体験した安曇野の里に、わさび田湧水池があるらしいのです。
うろ覚えながら、駐車場に面して水飲み場があったことや、とんぼ玉焼き上がりまでの時間に散策した際、水車小屋や川があった記憶はあるのですが、当時は湧水にはあまり興味も無く、写真も無く。
次回は水目当てで、懐かしい場所まで出掛けてみようと思います。
Sunday, October 4, 2015_ジェラート85個目(Dawn太 7ヶ月|生後223日)
Dawn太はじめての大王わさび農場へ
やって来たのは、安曇野の有名観光地のひとつでもある、大王わさび農場。ちび子は昨年の修学旅行時にも来ていますが、私たち親は3年ぶりになる再訪。もちろんDawn太は初めての場所です。
農場入り口近くにある大王像前で記念撮影と思ったら、その姿に驚き記念撮影どころではありませんでした。(丼母の方が怖い形相していると思うが…笑)

当時4年生だったちび子をモデルに記念撮影したのと同じ場所で、今はDawn太をモデルに撮影。
ちび子、現在は▼チューブわさびオブジェと同じ背丈になっていました。

Dawn太、わさびを育む清水に出会う
綺麗な水で育つわさび。農場内に流れる水もまた「名水」と呼ばれる湧水であるため、水飲み隊長と共に訪れてみたいと思っていた場所でした。
名水百選水飲み場
わさび体験工房近く、名水が楽しめる水飲み場が設けてあります。
飲むだけでなく、「水かけ大王ガエル」が置かれ、湧水をかけて下さいと。
親ガエル=無事帰る、子ガエル=若返る…だそうで、私も湧水をかけてみました。
子ガエルにかけたら!なんていうツッコミは無しですよ。もちろん言われなくてもかけてますから。

「安曇野わさび田湧水群」は、北アルプスからの雪解け水が伏流水となり、安曇野扇状地をくぐって、1日に70万トンもの水量で湧き出しています。昭和60年(1985年)に環境省の「名水百選」に認定され、国土交通省の「水の郷」にも認定されています。
「湧水群」とされていることからもお分かりのとおり、安曇野の湧水は特定の一ヶ所だけを指すのではなく、複数箇所の湧水をいいます。わさび農場の湧水もまた「安曇野わさび田湧水群」を構成する湧水のひとつなのです。

万水川、蓼川、欠川の合流地点の三角島周辺は、北アルプスからの地下水が豊富な場所で、北アルプスに雪が降ってから半年の時間をかけて湧き出てきた澄んだ水を活用し、大正時代から続く農場のわさび栽培がされています。
PH7.2の弱アルカリ性水質。1日に12万トン湧き出る水量豊富な水は、年間を通して13℃程度といいます。

安曇野の地図が置かれていました。
Dawn太の母犬・マリアちゃんの同胎姉妹犬が、この安曇野で暮しているのです。そうそう遠くはない距離。いつか会ってみたいよね。

季節がら、ぎんなんがたくさん落ちていました。踏まないように避けながら

透明な湧水流れるわさび田を通れば

水に反応し、途端にソワソワし出す尻尾坊主。

わさび田湧水 親水広場
わさび田には入れないけど、ここなら入水OKだよ!
暑い時期は子どもたちで賑わったであろう水場も、涼しくなって貸し切り状態。
水に流れる落ち葉が面白くて、拾っては流し、また拾っては流し…。ブクブクブク~。


安曇野は道祖神の宝庫。道祖神さまにも秋発見。


カップルで渡ると幸せになれるという、幸いのかけ橋の上からの眺めが最高!東京ドーム11個分もあるという、日本一広いわさび田の様子が左右に望めます。

わさびたちは、およそ2年の歳月を経て育ち、やがて出荷されます。黒い布で覆われているのは、陽射しによる葉の変色を防ぐためです。

八面大王さまが最後に立て籠もったと伝わる有明山の麓、宮城の岩屋を再現した大王窟と、中にいる七福神に触れると幸せになれるという開運洞があります。

実は、岩窟を再現したものも、この見張り台も、農場開拓2代目が造られたもの。
「巍巍」=高くて大きいの意味。頂上に置かれた大きな守護・白御影石は太陽を表し、農場の安泰と世の中の人々の無事安全を願い、いつも見守っているのです。

八面大王の御神水「萬緑の湧水」
そしてもう一箇所、名水百選の水がいただけるのが「萬緑の湧水」です。
こちらは名水百選の水にして、縁起の良い八面大王の御神水でもある有り難い場所なのです。(太陽の御影石のあとの水。ちょっとしたパワースポットでしょうか。)

中央からは、無病息災の八面大王神社の「御神水」、右側には「知恵の水」、左側には「美人の水」が流れ落ちています。

八面大王の元祖は卑弥呼であるとの説があり、「大王=おおきみ」は天皇を意味します。大王は2mを超す大男であったといわれますが、一方では不思議な妖術を使う強い念力を持ち、賢い人だったとも伝えられています。優れた知恵から湧き出す戦術は、八面大王を討伐した坂上田村麻呂でさえしばしば手を焼き、一時は窮地に追い込まれたといいます。知恵者であった大王に由来するのが「知恵の水」です。
八面大王の妻・紅葉は「紅葉鬼神」とも呼ばれましたが、その名とは違って絶世の美女だったそうです。武芸もたしなみましたが、大王が大切にするあまり戦場には一度も出したことが無かったそうで、それに退屈して大王に反発したそうです。反面、大王の強さを信じていたこともあり、大王討ち死にの際は中房山に相対する名九鬼山頂の物見台に陣取り、高見の見物をしていました。しかし、大王が倒れる姿を見て中房山に向かう途中、流れ矢に当たり果かない最期となります。そんな美人妻・紅葉に由来するのが「美人の水」です。

水源はどれも同じですが、ご利益が違うので、それぞれにいただきました。
Dawn太には3種類ミックスにして。
ちび子が、「Dawn太に『美人の水』まで飲ませてどうすんのよ!」と言っていましたが、雄犬だって見て呉れが良いほうがいいでしょ。(*´艸`)
先に飲んだわさび工房前の名水と同じく、すっきりとして飲み易い美味しい水です。
水温13℃程度というのは、体に優しい水の温度でもある気がします。
ワサビ農場に来たら食べずに帰れぬわさびソフト
さて、名水探訪も終わったので、絶対に食べて帰りたいのが
本わさびソフトクリーム(360円)

後味すっきりタイプで、わさび入りなのにあまり辛くないんですよ。
なので、子どもでも平気で食べられるわけですが、私的には、もっと大人味でピリピリくるわさびソフトを食べたい気もします。
なんたって、本場にいるわけですからね。
おしまいに
名水をいただきながら大王さまについての勉強もできたので、帰る際に再び通った時には、この像も怖くなくなったようでした。ビビリなのではなく、Dawn太は意外と用心深い性格なんですよ。

左にいるのが魏石鬼八面大王、そして右が八面大王と恋に落ちた后の紅葉鬼人。2人の間に生まれた子どもの名は金太郎。そう!あの「まさかりかついで金太郎~」の、坂田金時さんらしいですよ。
後に酒呑童子を退治するという話が残りますが、外道丸(酒呑童子)出生伝説が残る我が家地方と、まさかここで繋がるとは。高速を途中で下りてまでここへ立ち寄ったことが、何かに導かれてのことであったような気がしました。
最後は、湧水を湛える蓼川に3つ連なってある水車小屋。黒沢明監督の映画「夢」の舞台となった場所であり、安曇野の原風景が残された場所ですね。

帰宅後に調べてみると、前回訪問の同じ日、ちび子が「とんぼ玉」製作体験した安曇野の里に、わさび田湧水池があるらしいのです。
うろ覚えながら、駐車場に面して水飲み場があったことや、とんぼ玉焼き上がりまでの時間に散策した際、水車小屋や川があった記憶はあるのですが、当時は湧水にはあまり興味も無く、写真も無く。
次回は水目当てで、懐かしい場所まで出掛けてみようと思います。
Sunday, October 4, 2015_ジェラート85個目(Dawn太 7ヶ月|生後223日)
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