下条川ダム|加茂
2018年06月16日
この日は地元小学校の運動会だったようです。市街地から山へ向かおうと集落へと入ったら、丁度、家族たちの帰宅時間にぶつかってしまい、細道がすれ違い不能になって大渋滞!ようやく目的地に到着でした。

天端は車の通行も可能になっています。

我が県らしい(!?)真っ赤なクレストローラーゲートが1門

洪水吐真上から。ホロ―ジェットバルブから放流されていました。

下条川では、大正9年(1920年)より改修が始められていました。しかし、ダムが完成するまでの間の昭和35年(1960年)、昭和36年(1961年)、昭和39年(1964年)、昭和44年(1969年)と、流域では相次いで家屋の浸水や田畑に被害が起こっています。
下条川ダムは流域の治水を目的とし、昭和48年(1973年)10月に完成しています。
県内のダムとしては小規模なものですが、もしもこのダムが無かった場合、洪水を安全に下流に流すには、現在7mある川幅を、およそ6倍にもなる45m程にまで広げる必要があるといいます。たとえその規模は小さくとも、流域の人々には無くてはならない、有り難い存在なのだと思います。

ダムサイトは基礎の地質条件があまり良くなく、調査当初はアースダム(土堰堤)が検討されていたそうです。さらに調査・検討の結果、上下流の基礎条件が比較的良好だったことから、アースダムよりも経済的な重力式コンクリートが採用されています。

天端の照明には、厳しい冬に耐えて咲く、加茂市の花「ユキツバキ」が描かれています。

名も無いダム湖

下条川ダムカード Ver1.1 (2016.04)
ダムカードは、右岸側にある下条川ダム管理所にて配布されています。

ダム湖のほぼ中央に架かる真っ赤な吊り橋。

長さ75mのレイクブリッジです。

早速、渡ってみます!

末っ娘が楽しいほどは揺れませんが、やはりビビリには軽く修行の場でした。
ダム湖はヘラブナ釣りのポイントとして親しまれており、年に一度、釣り大会が開催されるようです。

せっかく左岸側まで渡り終え、ホッと一息ついていましたが、次の目的地は右岸側なので

行き以上にイヤイヤな帰り道。

歩いていると、カエデの新緑の中に、竹とんぼのような形をした種がたくさんついているのを見つけました。その赤い色合いと、淡い緑がまた好対照で綺麗です。

ここにも釣り糸を垂れる人が!長閑な休日ですね。

平成6年(1994年)度に建設省(現国土交通省)から「地域に開かれたダム」の指定を受け、周辺地にはキャンプ場やスポーツ広場、自然学習館などが整備されています。また生態系の確保を図るため、ビオトープ生態園やトンボ生態園、湿性植物園なども整備されています。
湿性植物園にて カキツバタと。

暑いし眩しいし…で、何枚撮っても目がショッボしょぼ!

これじゃ何だか「はい!」ひょっこりはん

場所を移動したら何とか…。

涼し気で気持ち良さそうな水辺が設けられていましたが、ここにも生き物(オタマジャクシ)が生息していますので、水遊びは出来ませんね。

貸し切りなのが勿体ないくらいの植物園。
ちょっとダム見学…のつもりが、自然の中でたっぷり散策できた日になりました。

Saturday, May 26, 2018|Dawn太 生後1,188日
下条川ダム
県が管理する洪水調節専用の治水ダムです。
DAM-DATA
下条川ダム(昭和48年|1973年10月完成)
- 場所:加茂市大字下条祖父坂
- 河川:信濃川水系下条川
- 形式:重力式コンクリートダム
- 規模:堤高 31m|堤頂長 138m|総貯水容量 135万立方m
堤体散策
当時の県知事であった亘四郎氏による揮毫
天端は車の通行も可能になっています。

我が県らしい(!?)真っ赤なクレストローラーゲートが1門

洪水吐真上から。ホロ―ジェットバルブから放流されていました。

下条川では、大正9年(1920年)より改修が始められていました。しかし、ダムが完成するまでの間の昭和35年(1960年)、昭和36年(1961年)、昭和39年(1964年)、昭和44年(1969年)と、流域では相次いで家屋の浸水や田畑に被害が起こっています。
下条川ダムは流域の治水を目的とし、昭和48年(1973年)10月に完成しています。
県内のダムとしては小規模なものですが、もしもこのダムが無かった場合、洪水を安全に下流に流すには、現在7mある川幅を、およそ6倍にもなる45m程にまで広げる必要があるといいます。たとえその規模は小さくとも、流域の人々には無くてはならない、有り難い存在なのだと思います。

ダムサイトは基礎の地質条件があまり良くなく、調査当初はアースダム(土堰堤)が検討されていたそうです。さらに調査・検討の結果、上下流の基礎条件が比較的良好だったことから、アースダムよりも経済的な重力式コンクリートが採用されています。

天端の照明には、厳しい冬に耐えて咲く、加茂市の花「ユキツバキ」が描かれています。

名も無いダム湖

ダムカード

下条川ダムカード Ver1.1 (2016.04)
ダムカードは、右岸側にある下条川ダム管理所にて配布されています。
下条川ダム周辺散策
下条川ダム緑地は桜の名所でもあり、ダム周遊路3.8kmには、約700本もの桜の木が植えられています。開花の頃には賑やかなことでしょう。
ダム湖のほぼ中央に架かる真っ赤な吊り橋。

長さ75mのレイクブリッジです。

早速、渡ってみます!

末っ娘が楽しいほどは揺れませんが、やはりビビリには軽く修行の場でした。

地域に開かれたダム
吊り橋上からは、高さにして13m下のダム湖が眺められます。ダム湖はヘラブナ釣りのポイントとして親しまれており、年に一度、釣り大会が開催されるようです。

せっかく左岸側まで渡り終え、ホッと一息ついていましたが、次の目的地は右岸側なので

行き以上にイヤイヤな帰り道。

歩いていると、カエデの新緑の中に、竹とんぼのような形をした種がたくさんついているのを見つけました。その赤い色合いと、淡い緑がまた好対照で綺麗です。

ここにも釣り糸を垂れる人が!長閑な休日ですね。

平成6年(1994年)度に建設省(現国土交通省)から「地域に開かれたダム」の指定を受け、周辺地にはキャンプ場やスポーツ広場、自然学習館などが整備されています。また生態系の確保を図るため、ビオトープ生態園やトンボ生態園、湿性植物園なども整備されています。
湿性植物園

湿性植物園にて カキツバタと。

暑いし眩しいし…で、何枚撮っても目がショッボしょぼ!

これじゃ何だか「はい!」ひょっこりはん

場所を移動したら何とか…。

涼し気で気持ち良さそうな水辺が設けられていましたが、ここにも生き物(オタマジャクシ)が生息していますので、水遊びは出来ませんね。

おしまいに

貸し切りなのが勿体ないくらいの植物園。
ちょっとダム見学…のつもりが、自然の中でたっぷり散策できた日になりました。

Saturday, May 26, 2018|Dawn太 生後1,188日
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