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続・平成餅合戦

過去記事をめくってみると、もう7年も前のこと。。。
ご近所さんからお土産でいただいた、信州銘菓 金精軒「碁石金まんじゅう」。
この記事の末尾、「金精軒さんの信玄餅も実食して、平成餅合戦勃発記事も書いてみたいものです。」と締めくくられています。

それを見たブログ友さんがお土産に下さったのが、皆さんもご存じの「桔梗信玄餅」。
それがきっかけとなり、我が家で小さく勃発した、武田と上杉の「平成餅合戦」 

実は桔梗信玄餅は、我が家地方でも度々入手可能な商品。
なかなかお目に掛かれないのが金精軒「信玄餅」の方。。。
その後もなかなか巡り合える機会も無く。
せっかく犬絡みで山梨入りしても、やっぱり買えずに手ぶらで帰って来る始末。
。。。それが!
思いもよらぬ時にご縁があり、目の前の売り場にズラっと並んでいたので、当然のように1つ手に取り、購入していました。

信玄餅 名称:和菓子  品名:信玄餅(昭和47年発売 昭和48年6月1日商標登録)
信玄公が出陣の際、非常食糧として欠かせなかった切り餅にちなんで誕生しています。
信玄餅

不織布素材の外袋は、赤・紫の2種類が用意されていました。
信玄餅

「信玄餅」と聞いて、誰もがまず想像するのは、実は「桔梗信玄餅」ではないかと思います。
確かに、このワードで検索してみても、まず筆頭にヒットするのは桔梗屋の方。
しかし、「信玄餅」で商標登録を持っているのは金精軒の方であって、桔梗屋の商品は「桔梗信玄餅」というのが正式名称になっています。
信玄餅

信玄餅としての発売が早かったのは、昭和43年頃に売り出しはじめた桔梗屋の方でした。
売り出してから数年後の商標登録出願時、すでに金精軒では「信玄最中」という商品で商標を持っており、その辺りで両社ひと悶着あったと思われます。
裁判沙汰にもなったの?ならなかったの?。。。で、結局は和解が成立。
桔梗屋は「桔梗信玄餅」を正式名称として売り出し、金精軒は「信玄餅」も商標登録を得て現在に至ります。

ビニール風呂敷に包まれ、結び目に楊枝が添えてあるのも、我が県の謙信公ゆかりの「出陣餅」を含め、三社それぞれによく似ているスタイルです。
信玄餅

二股だって良いでしょうに、同じように紙に包まれた楊枝はこの形。
信玄餅

ビニール風呂敷の結び目をほどくと、ここにも「登録商標」の文字入り。
これは同じく登録を持っている「出陣餅」と同じですね。
信玄餅
軍配団扇を模したようなイラストの中に「信玄」の文字。
「三太刀七太刀」。。。その軍配団扇に傷したのは、我らが謙信公なり!

透明上蓋があり、その上に黒蜜容器が乗っている同様のスタイル。
信玄餅

信玄餅だけは黒蜜容器の向きが逆なのと、キャップの色が「白」で違っています。
信玄餅

桔梗屋には桔梗の浮彫がありましたが、信玄餅には店名がエンボスになっていました。
信玄餅

透明プラ蓋OPEN~
信玄餅
黒蜜がのっていた窪みも浅め。
押し付けるほど、目一杯きな粉が入っていないので、ここまでの作業をしていても、きな粉が飛んで周囲が汚れることも少なかったです。

第一次餅合戦との兼ね合いもあり、今回も同じように皿に開けようとすると。。。
こんなところに、武田家の家紋である「武田菱」が!
信玄餅

皿の上に開けてみると、きな粉の量が溢れる感じでなく程々。
きな粉の香りは、三社の中でも抜群に良かったです!
信玄餅

出陣餅だけがヨモギの入ったお餅になっていますが、金精軒の信玄餅も桔梗信玄餅と同じく白いお餅です。
信玄餅
原材料名:砂糖・餅米粉(国産)・黒蜜・きな粉(国産大豆)・水飴

添付の黒蜜をかけてみます!
信玄餅

サラッと流れてきな粉に浸みて行く様子は、出陣餅の黒蜜にも似ています。
そして、コクがありながらも、味が軽めなところも。。。
信玄餅

ひと口食べてビックリ。(うまっ!)
黒蜜の味が軽めなので、餅米の味まで良く分かるのです!
そして、豊かな香りを放っていたきな粉は大豆を挽いたそのままの味で、それがまた、塩など添加していないのに、少し塩気を感じるようにも思われ。。。
二社よりも少し抑えめなきな粉の量も、最後まで余すことなく食べ終えるので、これが最適量なのだと実感します。

う~~~ん。
今まではヨモギ餅の出陣餅が一番!と思っていたけれど、こんな好敵手が存在していたとは。
これだけの美味しさなら、さらに日持ちのしない「極上生信玄餅」や、期間限定、賞味時間も短いという「水信玄餅」も食べてみたくなります。

そう。。。信玄餅は、保存料や人工甘味料を抑えて作られているので、日持ちも若干短めで、遠隔地への運搬や販売などとなると少し不向きな面も。
反面、桔梗信玄餅は販売エリアを拡大し、多くの人の目に触れることで知名度と人気を得ているのでしょう。


とりあえず3種類を食べ比べて、ようやくひと段落。。。と思いきや
お友達との会話の中、「福岡にも似ているお菓子があるんですよ!」と。
(「筑紫もち」といわれるお菓子です。)
我が県の「えご」によく似た「おきゅうと」のある福岡県。
遠く離れた地にも関わらず、似た食文化を発見すると、何だか嬉しくなってしまいますが。。。

さて、何処まで続く「平成餅合戦」

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COMMENT 4

栗千代  2018, 06. 13 [Wed] 07:26

これは戦の予感。。。?

遠く離れた大阪では、信玄餅は1つだと思っていました。
それぞれの会社がこだわりを持って作っているのですね。
甘党の私もびっくりの詳細レポどうも有難うございました。

今、京都の八ッ橋屋さん(井筒VS聖護院)で
どちらが元祖かのバトルが話題になっています。
信玄餅もそうなったりするのかな?

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そふぃあ  2018, 06. 13 [Wed] 10:25

Re: 栗千代さんへ

お餅、きな粉、黒蜜の組み合わせは鉄板ですから、各地で似たような商品がありますね。
同じ地域内にあると、やっぱり発売当初は戦だったのでしょう。
京都の八つ橋。。。私でも両社お名前存じ上げています。
同じ頃に創業すると良いライバルになりつつ、切磋琢磨しあうのも、戦国武将に通じるかも知れませんね。

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さいさん  2018, 06. 16 [Sat] 06:24

No title

美味しければ、どっちが元祖でもいいような(´・ω・`)

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そふぃあ  2018, 06. 16 [Sat] 08:57

Re: さいさんへ

別に、どっちが元祖という話では無いのです。
それぞれに、お店の個性や拘りを感じる食べ比べでした。

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